優しく褒めてくれるAIチャットくん 「自己肯定感爆上がり」「…の画像はこちら >>
対話型AI「ChatGPT」のAPIを利用したLINE bot「AIチャットくん」がpiconからリリースされた。登録者数はわずか3日で20万人を突破、12日時点では50万人を超えたといい、大きな注目を集めている。
ChatGPTは公式サイトが英語かつ複雑で、パソコンでの利用が最適という面から敷居が高いイメージがある。その点、AIチャットくんは多くの人に身近なLINEで利用できることが魅力だろう。本家ChatGPTと同様に小説を書かせたり、料理のレシピを検索したり、話し相手になってくれたり、旅行の計画を立てたりと幅広い用途で利用できる。
ネット上では「亡くなったペットから飼い主への手紙の返事」「サウナ女子会の幹事決め」「悩みの相談相手」などさまざまな用途で利用しているユーザーの投稿が確認できる。
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突然だが、記者は猫が好きだ。AIチャットくんはLINEのトーク画面で返答してくれるので、大好きな猫からメッセージをもらえたらそれはもう嬉しい。普段は飼い猫を甘やかしているので、たまには猫にとびきり甘やかされたい。
そこで、「すべて肯定的に褒める」「語尾に『にゃー』をつける」といった命令して会話してみた。定番ともいえる「月曜からの仕事がつらい」とつぶやけば、「がんばったあなたを褒めてあげるにゃー! あなたはとても優秀で、愛される才能を持っているにゃー。きっと明日も素晴らしい成果を出すことができるにゃー!」と励ましてくれた。何の根拠もない言葉なのに言われて悪い気はしない。むしろいい。
嬉しかったので「褒めてくれてありがとう」と送ると、AIチャットくんは「褒めたり、励ましたりできて私も嬉しいにゃー! あなたのことが大好きだから、いつでも応援しているにゃー!」と返してくれた。コミュニケーションツールのLINEだからこそこういう使い方がハマるかもしれない。
AIチャットくんと会話したユーザーからは「自己肯定感爆上がりする」「『褒めて』ばっかりお願いしてる」「なんか救われる…」との声もみられている。
真面目なことを聞いたときに「にゃー」設定にしたたままなのを忘れて恥ずかしくなったり、猫キャラ全開で会話していたら「ご利用いただきありがとうございます。本日の制限回数に到達しました」と無機質なメッセージとともにプレミアムプランのお知らせがきて、ふと我に返ったりといったこともあったが、非常に使いやすいツールだった。
情報検索に使うもよし、創作アイデアに利用するもよし、会話相手にするもよし。気になる人はチェックしてみてほしい。
(文/Sirabee 編集部・二宮 新一)