スケートボード男子ストリートで連覇を果たした堀米雄斗選手(25)が履いているスニーカーが人気爆発している。
30日未明の快挙を受け、堀米への注目は競技にとどまらず、足元にも集まっている。スニーカーは「堀米雄斗×ナイキSBダンク ロープロQS“ウルフグレー”」、通称「堀米ダンク」と言われるモデル。2023年8月にナイキとのコラボ商品として販売した。競技終了直後からSNS上で格好良さが話題となり、現在は一般販売されていないこともあって、相場が爆上がり。定価は1万7600円(税込み)だが、フリマアプリ「メルカリ」では8万円以上で取引されるなど、一部オークションサイトで高値をたたき出している。
ナイキと堀米は16年から契約しているが、コラボモデル販売は「堀米ダンク」の1度だけ。ナイキの商品「SB ダンク」をベースにしており、白とグレーを基調にオリーブ色、茶色、ピンクが差し色として使われている。かかとのサイドには堀米家の家紋。デザインは堀米自身が担当した。
ナイキジャパンによると、何足売り出したか、現在どれくらい市場に出ているかなどは非公表。「基本的に再販の予定はないと思います」という。ネットでの高騰ぶりには「2次販売の金額については立ち入れるものではない」と明言を避けた。
一方、堀米が競技中に着用していたナイキの黒Tシャツは非売品で、今後販売するかは未定。色違いの赤モデルは定価2万2330円(税込み)で、ナイキのオンラインショップなどで販売されており、30日午後7時現在でまだ在庫はある。
堀米は前回の2021年に開催された東京五輪で金メダルに輝いた際にも、着ていたナイキのTシャツが爆売れ。一部サイズは瞬く間に完売した。当時は本人も「みんなが買ってくれてうれしいです」と笑顔。2大会連続のグッズ人気でも、堀米の五輪連覇のすさまじさと影響力が証明された。