鳥インフルエンザによる卵の価格高騰や卵不足。すでに影響が出ている店もあります。
【記者リポート】
「こちらの食堂のメニュー、オムライスやカツ丼・玉子丼など、卵を使う料理が多くありますが、これらが提供できなくなってしまうかもしれないということです」
新潟市中央区で創業57年となる『食堂いちばん』。現在、業者からの卵の入荷が止まっていると言います。
【食堂いちばん 山田栄二さん】
Q.残りは
「これと、あともう1箱。(業者に)頼んではいるが、在庫がないということなので。在庫が入り次第、配達するという感じ。今週、持てばいいのかなと」
オムライスやカツ丼など、卵を使った料理が人気のこちらの店では、1日に約80個、多い日で100個の卵を使用します。
しかし、卵が不足しているため、これまで必ず卵を使ったおかずを入れていたという日替わり定食は先週から卵抜きに。
このまま業者から卵が入らなければ、卵を使うメニューの提供ができなくなってしまうということです。
さらに卵を使わないメニューにも問題が…
【食堂いちばん 山田栄二さん】
「他の食材も(値段が)上がっているし、油関係・調味料関係もみんな上がるし、4月から、また色々上がるという話を聞いているので、大変な状況になっているなという思いはある」
卵の値段も倍以上になっていますが、客足が遠のくことをおそれ、現時点で料理の値上げは予定していません。
【食堂いちばん 山田栄二さん】
「いままでは、ちょっと経験したことがない。できれば3月中には(卵が)入ってほしいが、これは、もう卵屋さん待ちなので。待つだけ」
卵はいつ入荷するのか、しないのか…、飲食店の不安な日々が続きます。