〈ホワイトデー〉主役は卵!地酒入り“カステラ”はいかが? 鳥インフルで打撃も「良い商品を」【新潟】

3月14日はホワイトデー。新潟市の老舗菓子店に並ぶ、20歳以上限定の日本酒を使った「カステラ」を紹介します。一方、こうしたお菓子づくりに欠かせない卵は、鳥インフルエンザの影響を受けています。

新潟市中央区古町地区に1873年に店を構え、今年150周年を迎える菓子店「はり糸」。

この店の看板商品は、カステラです。抹茶味や紅茶味など、豊富な種類のカステラが並び、ホワイトデーの贈り物を選ぶ男性も頭を悩ませている様子…

【客】
「一応、ココア味。チョコレートに近いかなということで。ここのカステラはおいしいので、喜んでもらえると思う」

中でも、お店のオススメは?

【はり糸 池一樹 代表】
「こちらの地酒カステラ、越乃寒梅をたっぷりと使ったカステラで、とても出ている。お酒をたっぷり使っているので、辛党の彼女に差し上げてほしい商品」

焼きあがったカステラに、おちょこ5杯分の日本酒を染みこませた20歳以上限定の「地酒カステラ」。

【長谷川珠子アナウンサー】
「芳醇な日本酒がたっぷりと染み込んでいて、じゅわぁと口の中で溶けていきます。淡麗辛口のキリッとした日本酒の味わいが卵の優しい甘味を引き立てています」

一方で、毎日約200本のカステラを焼く「はり糸」にとって、鳥インフルエンザによる卵の価格高騰は打撃となっているようです。

【カステラ職人】
Q.一枚のカステラに使う卵は
「だいたい90個くらい。主役は卵」

【はり糸 池一樹 代表】
「卵は優等生で、値段はそんなに変わらずにきたが、ここにきて値段も非常に上がってきた。ちょっと大変だなという気はしている」

去年のこの時期に比べ、卵1kgあたりの価格は2倍に。それでも供給量には変動はなく、3月中の値上げは免れたと言います。

【はり糸 池一樹 代表】
「卵なくしては、カステラは作れないので、できるだけ良い卵を手配させてもらって、良いものを作り続けていきたい」