日本人は栄養不良!? ゼスプリが8月4日から「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」を開始

ゼスプリ インターナショナル ジャパンは8月4日より「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」をスタートする。日本人の『栄養不良』の改善を目的としたもので、関係者は「高品質で栄養価の高いキウイフルーツを通じて、より多くの人に、健康的な食生活を送る機会をつくってもらえたら」と意気込む。都内では29日、プロジェクトの経緯を説明するメディア発表会を開催。キウイブラザーズの新CMを披露したほか、ゲストタレントの朝食を管理栄養士が診断するひと幕もあった。

○■日本人は、栄養不良!?

冒頭、ゼスプリ インターナショナル ジャパンの猪股可奈子氏が説明した。日本人の食生活は健康的と思われがち。しかし実際は、現代人の3人に1人が栄養不良に陥っているという(WHO、および厚生労働省の調査による)。「栄養バランスの良い食事がとれない理由には、生活スタイルの変化(忙しさによる手間回避)、食品価格の高騰、個食による食生活の偏り、栄養に関する知識不足などが挙げられます」と猪股氏。

ゼスプリでは、誰もが栄養バランスの良い食事を「正しく楽しく手軽に」とれる社会を目指している。そこで”栄養の日”の語呂に合わせて8月4日より「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」をスタートさせる。猪股氏は「キウイフルーツ60億食分を軸に、多彩な栄養改革アクションを展開していきます」と説明する。

そもそもキウイフルーツは、その小さな果実に毎日の食生活に積極的にとり入れたい10種の栄養素を含んでおり、1個食べれば1日に必要な栄養素を補うことができる。ゼスプリ・グリーンキウイは甘みと酸味のバランスが絶妙で、現代人に不足しがちな食物繊維を豊富に含んでいるのが特徴。またゼスプリ・サンゴールドキウイはトロピカルな甘さが人気で、こちらはビタミンCを豊富に含んでいる。

ただゼスプリでは、はじめからパーフェクトな栄養バランスの100点満点の食事は提案しない。まずは個々人が自身の乱れた食生活に気が付き、そして「できることからはじめよう」と呼びかけていく。

この日、一般放映に先んじて、メディアには新たなテレビCM「できることからはじめよう」篇が公開された。主人公は、働き盛りの現代人を彷彿とさせる白い猫。キウイブラザーズも登場するが、これまでのように楽しげに歌ったり踊ったりはせず、ひたすら猫に栄養バランスの大切さを訴え続ける。それでも乱れた食生活を送る猫。そしてある日、もっとも恐れていた事態が起こってしまうのだった――。

○■朝食にプラス1品から始める

このあと特別ゲストとしてタレントのゆうちゃみさん、お笑い芸人のAマッソ加納さん、くわばたりえさん、ヒコロヒーさんが登壇。健康にまつわるトークセッションを行った。

新CMを見て、ゆうちゃみさんは「攻めてるなぁ、と思いました。いままでのCMとはまったく違いましたね」と驚いた表情。そのうえで自身の食生活については「最近はダイエットを心がけているので、食物繊維も多く摂っています」と話す。加納さんは「日本食は健康的、というイメージが先行していたので、現代人の3人に1人が栄養不良と聞いてハッとしました」。

くわばたさんは「CMの中で、キウイを食べてくれ、とは言ってなかった。逆に食べるわ、って思いました」。現在は夏休み中で子どもも家にいるため、できる限り栄養には気を付けているものの、忙しい、暑い、物価も高い、といった理由でお昼は素麺になりがちです、と苦笑いする。ヒコロヒーさんは「自分のなかで”栄養”についての優先順位はめちゃくちゃ低いことを自覚しています。お金がない時代は、小麦粉を水で溶いたものにマヨネーズかけて食べていたし…」と反省の表情。

ここで管理栄養士の倉嶋里菜さんが登壇して「皆さんの普段の朝食に、何かを足してみてください」とアドバイスをおくった。手間をかけると結局のところ長続きできなくなるので、コンビニで簡単に手に入るようなもので良いという。

くわばたさんの毎日の朝食は、シンプルにトーストと牛乳。これに倉嶋さんは「タンパク質、ミネラル、ビタミンを補いたいですね。冷蔵庫にあるもの、ハム、チーズ、レタスなどをトーストに乗せて食べてはどうでしょう。昨晩の夕飯の副菜の残り、たとえばきんぴらごぼうなどを乗せても美味しいと思います」と提案する。また朝食をコーヒー1杯で済ませているというヒコロヒーさんには「まずはアーモンドミルクを混ぜるだけでも、朝の活力が変わってくるのでは。『朝は固形物が苦手』という現代人も結構多いと思いますが、気軽に飲める豆乳などもおすすめです」と話していた。

ちなみにX(旧Twitter)のゼスプリキウイ公式アカウント(@zespri_jp)では、84名にキウイブラザーズのぬいぐるみが当たるキャンペーンを実施中。「健康な食生活は大変」「完璧な100点をめざすと長続きしないよね。楽しく手軽に84点くらいを目指してみない?」というメッセージとともにポストを募集している。募集期間は8月4日の23時59分まで。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら