掃除機でコレ吸わないで! 企業が教えるNG行為に「絶対やっちゃダメ」「案の定」

日々の掃除に欠かせない『掃除機』は、埃や髪の毛など床に落ちているさまざまな物を吸ってくれます。しかし、床に落ちているのは固形物だけではありません。
もし『水』を掃除機で水を吸ってしまった場合、どのようなトラブルがおきるのでしょうか。
『パナソニック』のブランドサイトでは、掃除機で水を吸うとどうなるのか、その場合の対処法を紹介しています。
うっかりが最悪の事態を招かないよう、正しい使い方を振り返っておきましょう。
近年の掃除機には水を吸えるタイプもありますが、一般的な掃除機は水の吸引に対応していません。掃除機には『乾式』と『湿式』『乾湿両用』などの種類があり、乾式と湿式では掃除機の仕組みが異なります。
一般家庭で使われる乾式掃除機で水を吸うと、どのようなことが起こるのでしょうか。パナソニックでは、次のように回答しています。
水は吸わないでください。
掃除機で水(液体)を吸うと、掃除機本体内部のモーター等へ水分が付着し、故障や誤動作の原因になります。
Panasonic ーより引用
掃除機で水を吸ってしまった場合の具体的な症状は、誰もが動揺しそうな『けたたましい異音』です。
通常の掃除機はモーターの『ウィーン』という音と、吸引する『ゴー』という音がしますが、水を吸った掃除機は笛吹ケトルのように激しく『ピー』と音が鳴り響きます。
いったん掃除機を止めてから動かせば一時的に復活しますが、すぐに同様の症状が再発するでしょう。
これを何度も繰り返すとモーターが故障し、状況によっては修理が必要となります。飛び跳ねた程度の水であればすぐに故障することはないかもしれませんが、わずかな水であっても吸わないほうがいいでしょう。
万が一掃除機で水を吸ってしまったら、すぐに掃除機を止め、内部に入り込んだ水を取り除きましょう。
『パナソニック』が紹介する方法は次のとおりです。
濡れている箇所をふきんなどでふき取ってください。
ホースや延長管、床ノズルなどは本体から取り外し、風通しの良いところで乾かしてください。
今までと明らかに吸い込みや運転音が異なる場合は、点検・修理が必要です。
Panasonic ーより引用
空気中の水分を吸い込み水になる『固形の除湿剤』も、水と同じく掃除機との相性がよくありません。湿度の高い季節は特に注意が必要なので、誤って吸い込んでしまわないよう注意しましょう。
掃除機は、水のほかにも吸い込んではいけないものがあります。故障してから後悔しないように、あらかじめチェックしておきましょう。
・除湿剤
・小麦粉や消化器の粉など、多量の粉
・ペットの排泄物が付着したもの
・ガラスやピン、針、つまようじなど
・長いひも
・湿ったもの
・カーペットのフリンジ
・ストッキングなどホースに詰まりやすいもの
掃除機は身近な家電なのでそこまで深く使い方を考えることはありませんが、吸ってはいけないものが意外と多いことが分かりますね。
普段の使い方を振り返ると同時に、掃除機の正しいかけ方を子供にも教えてあげてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]