日本で人気の中国ECサイト アメリカでは“有害アプリ”認定・韓国では発がん性物質検出の発表も

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国際ジャーナリスト・山田敏弘さんが、自身のYouTubeチャンネル『スパイチャンネル』にて29日に動画を更新。
YouTube動画内の広告でも頻繁に見る中国の激安ECサイトの「Team」の危険性を説明し、反響が寄せられています。
【動画】規制や注意喚起をしていない日本政府に「国民を守れ」の声も

以前、山田さんは「Team」が日本上陸する直前に、その危険性を話しています。※「Team」は、アメリカのボストンに本社を置いていますが、運営しているのは中国の企業。
昨年5月、中国ECの大手「ピンデュオデュオ(多多)」は、アプリが所有者の権限に入り込み、すべての情報を好き勝手に持っていけるマルウェア(悪意のあるソフトウエア)が入っていたことが明らかに。Googleは「ピンデュオデュオ」の公式アプリの配信を停止。すでにインストールしたユーザーに対して警告を行っています。
山田さんは「Temu」は「ピンデュオデュオ」の傘下であることを伝え、「消費者にとって非常に危険なものという感じがする」と懸念を示し、「アプリをダウンロードした瞬間から、写真・メール・通話記録は間違いなく取ります」と警戒が必要であることを伝えていました。

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2023年4月、米中経済および安全保障審査委員会は注意喚起を行っており、6月にはアメリカ・アーカンソー州司法長官は「アプリがマルウェアであり、欺瞞的な取引慣行をしていると訴訟。
また今年2月、韓国の個人情報委員会は「Team」に対して、ユーザーデータの取り扱いについて調査を開始。4月には韓国関税庁は「Team」が販売している子供向け商品252品目を調査。結果38品目から発がん性物質が検出されたことを発表しています。
韓国やアメリカでは問題視されている「Team」ですが、日本では『オールスター感謝祭』(TBS系)ではコラボCMを放送、『THE SECOND』(フジテレビ系)内でCM放送、『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)でもCMを流し、危険性を懸念している視聴者からは批判の声もあがり、物議を醸しました。

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フェイスブックやインスタグラム、YouTubeなどで大規模なオンライン広告を展開している「Team」。人気YouTuberも案件として紹介していることも多いため、迷いなくインストールしてしまうファンも少なくない様子。
同じく中国のECサイト「SHEIN」と同様に、「Team」も低品質・期限切れや古くなった商品の在庫を販売。山田さんは「消費者サイトを見ると、買った服で肌が荒れちゃったりとかも結構出てるので、質は結構ヤバい」とその品質についても言及。
激安と引き換えに、カラダに影響があってもいいのか…個人情報が抜かれててもいいのか…抜かれたら自分だけではなく、スマホに連絡先が入っている友人知人にも迷惑がかかる可能性があることは、会員登録する前に考えたいですね。
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今回の動画には「日本のIT大臣は何かしらの注意喚起をしないのか?」「日本政府は国民を守れよ!」「昔のテレビ局は怪しい企業の広告は引き受けなかったらしいが、もうそんな時代ではないらしい」などの反響が寄せられています。