サーモグラフィーカメラで“危険な暑さ”の街をチェック 日傘とミストは効果アリ 屋外作業のプロは空調服で熱中症対策

8月に入りましたが、東海地方は各地で危険な暑さになりました。今回、サーモグラフィーカメラを使って、名古屋市内で注意すべき場所を中心に調べてみました。
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よく晴れた名古屋の中心部、サーモグラフィーカメラで見てみると道路の部分は真っ白、これは45℃以上を示しています。1日の名古屋は最高気温が37.5℃と8日連続で35℃以上の猛暑日になりました。温度計で測ると日なたの温度は54℃!次に日陰で測ってみると37℃。やはり日なたと日陰では、かなり温度が違います。
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歩いていた男女に許可をもらってサーモグラフィーカメラを向けると…。帽子などはかぶっていなかった2人の頭頂部は50℃近い温度に。一方、日傘を差している人は…。日傘の表面は50℃以上になっていましたが、頭や上半身は日傘で守られ、少し温度が低いことが分かりました。
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次に久屋大通公園に移動してサーモグラフィーカメラを向けてみると、周りよりも温度が低い場所が!そこにはミストが出されていて、周りの温度は30℃以下になっていました。(近くにいた家族連れ)「涼しそう。(Q:暑さは少しマシになった?)うん」
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さらに、この炎天下の中で町のために働く人にも話を伺いました。道路の傷みなどを補修していた加藤建設の皆さん。午前9時から午後5時まで、幹線道路を約8キロにわたって整備していました。
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(加藤建設 斉藤和明さん)「(着ている空調服には)ファンが付いている。全然違う、汗をかく量が違う」サーモグラフィーカメラで撮影してみると…。
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表面温度は高いですが、空調服の中は25℃以下で涼しそう。他にも汗によって冷える服や、冷たい飲み物が入ったクーラーボックスに、塩分補給のタブレットも完備、暑さ対策は万全です。(加藤建設 斉藤和明さん)「倒れる前に皆で気を使って、声をかけあって作業している。倒れてしまってからでは遅いので。そういうふうに指導されている。(今まで倒れた人は)ゼロ」
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街中は暑い場所が多いです。皆さんも熱中症対策は万全にして気をつけてお過ごしください。