成田悠輔“高齢者は集団自決”発言が炎上中も新番組がスタート…起用への批判にテレ朝の回答は?

「最近、朝や夜にニュース番組に出ると“成田をテレビに出すな”というタグがトレンド入りしてしまうので、深夜に逃げ場所を作っていただいてありがたいなと思いました」
3月9日、こう語ったのはイェール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏(38)。テレビ朝日が深夜に放送しているバラエティー枠『バラバラ大作戦』で、今春から『ソレいる?六本木会議』のMCを務めることとなった成田氏は『バラバラ大作戦』の新番組発表記者会見で冒頭のように話し、会場の笑いを誘った。
『ソレいる?六本木会議』は、若手番組スタッフらがワイドショーに対して「ソレってどうなの?」と感じる疑問や不平不満をテーマに議論するという番組。しかし成田氏にも今、「ソレってどうなの?」と問題視されている発言がある。それは「高齢者は老害化する前に集団自決すればいい」というものだ。
これまで成田氏はメディアなどでたびたび集団自決や集団切腹に関する持論を展開してきており、’21年12月の『ABEMA Prime』でもこのように語っている。
「結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか。僕はこれを大真面目に言っていて、やっぱり人間は引き際が重要だと思う。別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」
この発言は国内のSNSでかねてから問題視されており、次第に「#成田悠輔をテレビに出すな」というハッシュタグも発生することに。さらに2月12日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』でも取り上げられ、同紙は成田氏の主張を「これ以上ないほど過激」と報道している。

「『ニューヨークタイムズ』は、アメリカの学会で成田氏は“無名”と評した上で『彼の極端な主張は、高齢化による経済の停滞に不満を持つ何十万もの若者のフォロワーを獲得している』と解説。この報道によって、英語で書かれた成田氏への批判的な意見もSNSで多数見かけるようになりました」(全国紙記者)
そんななか、『ソレいる?六本木会議』で冠番組を持つこととなった成田氏。ネットでは《これだけ成田悠輔が「集団自決」発言でネット上で叩かれているのに、何故テレ朝は4月開始の新番組に起用するのか理解に苦しむ》《バラバラ大作戦、成田悠輔を起用するなんてもう最悪》《成田氏の言動はなんら問題なしと判断してるわけね》と起用とに物議疑問を呈する声が相次いだを醸している。
そこで、本誌はテレビ朝日に、“集団自決”発言が取り沙汰されるなか成田氏を起用した背景や、起用への批判などについて問い合わせると「『高齢者は老害化する前に集団自決すればいい』という発言を把握した上でのオファーだったのでしょうか」「成田氏を起用することについて批判の声が上がっています。御社の見解をお聞かせください」といった質問表を送った。すると、次の回答が、回答はこうだった。
「番組の制作過程については従来よりお答えしておりませんが、番組にご出演頂く方々については、企画内容などそれぞれ個別の状況を踏まえて総合的に判断しております」
12日、『サンデージャポン』(TBS系)に出演した際にも「#成田悠輔をテレビに出すな」がTwitterでトレンド入りしていたがーー。成田氏はまだまだテレビに出ることになりそうだ。