ネオキャリアは3月9日、「保育現場実態調査」を発表した。同調査は2022年12月15日~2023年1月13日、ヒトシア保育に登録している保育士208名を対象に、インターネットで実施した。
保育士の仕事に満足しているか尋ねたところ、42.8%が「やや満足している」、38.9%が「満足していない」と回答した。「満足している」と回答した割合は18.3%となっている。
普段の業務の中で事故やケガなどのリスクに直面しそうになったことがあるか聞くと、89.9%が「ある」と答えた。
業務中、園児の事故やケガに遭遇した場面について尋ねると、「園児の物や人との物理的な衝突」(82.7%)が最も多く、「園児の転落・転倒」(80.8%)、「園児の園外での遊び中の事故」(28.4%)と続いた。
園児の事故やケガなどのリスク対策について尋ねたところ、「人手不足解消」(34%)と回答した人が最も多かった。次いで「保育環境の改善」(16.5%)、「子どもへの教育」(16.0%)、「ヒヤリハットマップの作成」(15.4%)となっている(その他をのぞく)。
保育士業務の中で手が回らない業務について聞くと、1位は「事務作業」(33.2%)、2位は「イベントの企画・準備」(18.3%)、3位は「保育環境の清掃・整備」(14.4%)だった。
保育士になろうと思ったきっかけを尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「子どもが好きだから」(49.5%)だった。保育士のやりがいを聞くと、2位に75ポイント以上の差をつけて、「子どもの成長を感じられたとき」(80.8%)が1位となった。以下、「保護者から感謝されたとき」(4.3%)、「イベントが成功したとき」(3.8%)と続いている。