焼肉のタレ 焼いてから付ける? 焼く前に絡める? メーカーの回答に「納得」

自宅で焼肉を食べる時に、焼肉のタレを焼いてから付けて食べますか。それとも、絡めたり漬け込んだりしてから焼いて食べますか。
お店で食べる際は、タレを絡めた状態で提供されることが多いですが、家庭で食べる時はどうするのが正解なのでしょうか。
どちらがおいしいのか解説します。
焼肉を食べる時に欠かせないのが『焼肉のタレ』です。小皿に入れておき、肉が焼けたらタレに付けて食べる人が多いでしょう。
焼肉屋のメニューには、焼肉のタレに漬け込んだ状態で提供され、そのまま焼き上げて食べるものもあります。スーパーのお肉売場でも、『味付け肉』といった名称でタレが絡められた肉を販売していますよね。
では、焼肉のタレは焼いた後に付けて食べるほうがおいしいのか、焼く前に絡めたり漬け込んだりしてから焼いて食べるほうがおいしいのかどちらでしょう。
この疑問について、焼肉のタレや塩コショウなどの調味料や業務用食品を製造・販売する大手食品メーカーの『ダイショー』の公式サイトでは次のように答えています。
どちらの方法でもお使いいただけます。たれを絡めてから焼くと焦げ付きやすくなる場合がございますので、火加減にご注意ください。
ダイショー ーより引用
結局、どちらでもおいしいということですね。
ダイショーの解説にもあるように、「焼肉のタレを焼く前に絡めておくと焦げやすい」というイメージがありますが、上手に焼けばメリットも多いです。
肉は加熱して肉汁が流れ出てくると硬くなってしまいます。しかし、肉を買ってきたらすぐ焼肉のタレに漬け込むことで、柔らかくジューシーに仕上げることができます。
焼肉のタレに含まれる有機酸の作用によって筋繊維に隙間が生じ、その隙間に糖やアミノ酸が入り込むため、肉汁の流出を抑えることができるのです。
焼肉のタレはうま味成分であるグルタミン酸が多く含まれているため、肉のうま味をさらに引き出してくれます。
また、食品のうま味を底上げするクエン酸を含む原材料も使用しており、甘みもあるため、「おいしい」と感じるのです。
焼肉を食べる時に、焼肉のタレは肉を焼く前に絡めておくか、焼いてから付けて食べるかについて解説しました。焼肉のタレがあればどちらの方法でもおいしく食べられます。
ただ、焼く前に漬け込んでおくとジューシーに仕上がるため、時間がある時はぜひやってみてください。
[文・構成/grape編集部]