教育委員会60歳職員、日常的に遅刻を繰り返して懲戒処分「渋滞にはまった」と話す

千葉県印西市の教育委員会の出先機関に勤務する60歳の男性職員が、日常的に遅刻を繰り返していたとして、懲戒処分を受けていたことがわかった。

印西市人事課によると、当該職員は昨年4月から12月の間に最大12分の遅刻を計18回繰り返した上、必要な決裁をしていなかった。職員は出先機関のトップとのこと。人事課の聞き取り調査に対しては事実を認め、「車通勤で交通渋滞にはまり遅刻をしてしまっていた」「数分なら申請は必要ないと思っていた」などと話したという。

>>京大40代女性事務職員、4年9か月にわたり遅刻を繰り返す 処分内容も物議<< この男性職員に、印西市は戒告の懲戒処分としたことを発表。また、管理監督職にあたる52歳の男性職員も厳重注意とした。 教育に関わる者が遅刻の常習者だったという事案に、ネット上では「上層部の人間だから誰も苦言を呈する人物がおらず、やりたい放題だったんだろうね」「学校教育に携わっている人間が数分なら問題ないという考えを持っていることが驚き」「道が混むならもっと早く家を出ればいいだけではないか。本当にあり得ない」「9か月で18回なんて多すぎる。緩んでいる」と憤りの声が上がっている状況だ。 教育関係者の遅刻については、京都大学でも40代の女性事務職員が2017年4月から22年1月の約500日に1~10分程度の遅刻をした上、一部について就業管理システムに始業時刻に間に合っているように入力していたことが発覚し、戒告の処分を受けている。このケースでも、当該職員は「家を出るのが遅くなった。自分に甘えがあった」などと話していた。 遅刻については「遅れてもきちんと仕事をしていれば良いのではないか」という声もあるが、学校では1分でも遅れると遅刻となり、進路に影響することを考えると、好ましくない行為であろう。