『せいろ』は、肉まんや蒸しパンなどさまざまな蒸し料理を本格的な味わいに仕上げてくれます。
しかし、天然素材を使っているため、ほかの調理道具とはお手入れ方法が異なります。正しいお手入れ方法を紹介します。
『せいろ』は昔ながらの日本の調理道具で、蒸し料理を作る時に重宝します。せいろは『ヒノキ』『竹』『杉』などの天然素材から作られているため、正しい方法でお手入れする必要があります。
次のような方法でお手入れしていると、せいろの寿命を縮めてしまいます。
せいろは木が編み込まれているため、全体的に洗うと乾きにくくなります。汚れているところをきれいにする必要はありますが、汚れていない部分は洗わなくても大丈夫です。
ほかの調理器具と同じように洗剤を使って洗っていると、木に洗剤のニオイが付いたり変形の原因になったりしてしまいます。
調理後の湿度の高い状態で、直射日光の当たる場所で乾かしていると、温度と湿度の急激な変化により、ひび割れたり劣化を早めたりしてしまいます。
サステナブルハウスケアブランド『Frosch(フロッシュ)』の公式Instagramアカウント(frosch.jp)では、せいろの正しいお手入れ方法を紹介しているので参考にしてみてください。
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新品のせいろは『空蒸し』することが大切です。
空蒸しとは、食材を何も入れずにそのまま蒸すことです。ホコリや汚れ、木くずを取り除いたり、木のアクを抜いてせいろの香りを抑えたりする目的で行われます。また、乾燥している木に水分をなじませることで、割れや変形を防ぐ効果もあります。
空蒸しした後は、水で洗ってしっかりと乾かしましょう。
料理に使った後、それほど汚れが少ない場合は、布に水を湿られて拭くだけで大丈夫です。その後は、しっかりと乾かしましょう。
食材の汚れが残って気になる場合は、ぬるま湯や水で洗いましょう。
洗って汚れを落とした後は、しっかりと乾燥させて保管してください。
直射日光が当たる場所で乾かすと、ヒビが割れてしまう可能性があるため、風通しがよく日陰になる場所で陰干ししましょう。
せいろの正しいお手入れ方法を紹介しました。間違った方法でお手入れしていた人はいませんか。いろんな料理に役立つせいろをできるだけ長く使うためにも、使用後はすぐに正しい方法でお手入れしましょう。
[文・構成/grape編集部]