オンライン英会話レッスンPreply(プレプリー)は、お中元文化の現状と人間関係構築への影響に関する調査結果を、2024年7月31日に発表した。調査は2024年7月11日、日本在住の20歳以上の600人を対象にインターネットにて実施したもの。
今年、お中元を贈るかとの質問に対し、「贈る」(25.5%)は3割以下だった。年代別にみると、60代以上は約4割(39.2%)が贈る一方で、30代ではわずか1.5割(15.0%)との結果に。
「これまでもらったお中元で困ったものがある」(37.5%)と回答した人に、内容を尋ねたところ「アルコール飲料」(13.2%)が最も多かった。次いで「常温保存可能なお菓子」(9.2%)、「要冷蔵のお菓子」「生鮮食品」(いずれも7.8%)と続いた。
一方、もらうと嬉しいお中元をみると、トップの「好きな商品を選べるデジタルギフトカードやポイント」(35.8%)に次いで、「冷たい食べ物(そうめん、ゼリー、アイスなど)」(32.2%)、「感謝の言葉」(9.8%)、「ランチやディナーへの招待」(9.0%)、「手書きのメッセージカード」(8.2%)との結果に。
お中元の文化について思うことを尋ねると、約6割が「お中元は不要/どちらかといえば不要」(58.7%)と回答。特に、50代以上は約7割(66.7%)と高値を示し、年代が高くなるほど「不要」だと考える傾向がみられた。
また、理由については「コスト面で経済的に負担になる」(45.7%)が最も多く、次いで「時代にそぐわない古い習慣だと思う」(44.0%)、「準備やお返しがプレッシャーとなる」(41.2%)と続いた。
お中元を贈ることによる職場や親族への影響をみると、「良い影響を与える」(24.5%)は3割を下回った。一方、「変わらない」(32.0%)は3割以上で、特に60代以上では4割以上(42.5%)との結果に。
職場や親族との関係構築のため、どのようなコミュニケーションを求めているかを尋ねると、最も多かったのは「直接の感謝の言葉」(18.3%)だった。次いで「定期的な対面での食事会」(16.2%)、「デジタルツールを使ったコミュニケーション」(12.5%)、「頻繁な雑談」(10.8%)、「暑中見舞いの送付」(7.7%)と続いた。