ある歴史的な偉人の名前を当てる、名前当てクイズに挑戦です。
『よ○の○き○』…これは、明治から昭和にかけて活躍した歌人の名前です。誰の名前か分かりますか。
『みだれ髪』や『君死にたまふことなかれ』などが有名で、女性の自立や地位向上にも積極的に取り組んだ女流作家です。
誰もが一度は教科書で見たことがあるかと思います。
名前が分かった人は、下に進んで答え合わせをしましょう。
※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。
正解は『よさのあきこ(与謝野晶子)』でした。
与謝野晶子は近代歌壇を代表する歌人で、歌集『みだれ髪』で一躍有名になった人物です。
戦地にいる弟へ向けて詠んだ反戦詩『君死にたまふことなかれ』も有名ですね。
彼女は、与謝野鉄幹と不倫関係ののち結婚し、12人の子供を出産しています。
1901年に刊行された『みだれ髪』は、与謝野鉄幹との赤裸々な恋愛が描かれ、革新的な歌集として、日本文学に新しい風を吹き込みました。
与謝野晶子は、女性の権利向上や社会進出にも熱心に取り組んだことでも知られています。
さらに、男女平等の教育や、自由と個性を尊重する人間教育の必要性を唱え、1921年に与謝野鉄幹らとともに文化学院の創立にも関わりました。
晶子は、源氏物語の現代語訳に取り組んだことでも有名ですが、なんと関東大震災で、完成間近の数千枚という原稿を焼失してしまいます。
しかしその後、再び執筆に取り組み、現代語訳を刊行しました。彼女の尋常ではない強い意志を感じるエピソードです。
[文・構成/grape編集部]