【8月8日は「世界猫の日」】飼い主200人に聞いた、猫の最大の魅力とは?

フタバは8月2日、8月8日の「世界猫の日」にちなみ、猫に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年6月14日~6月20日、猫を飼っている200名を対象にインターネットで行われた。
○現在飼っている猫は「1匹」が6割以上、飼うきっかけは?

現在飼っている猫の数は「1匹」が6割以上だった。「2匹以上」は2割以上で、多頭飼いのケースも少なくないようだ。

「猫を飼い始めた理由を教えてください」の設問には、「特別な事情があったから」「癒しを求めて」「ライフスタイルの変化に合わせて」の主に3つの理由が見られた。

「近所で捨てられているのを拾ったから」(30代女性)、「家に迷い込んできた。その後住み着いた」(40代男性)、「保護活動をしている人と出会い、自分にも出来る事=行き場のない猫たちを救うことだと思い、飼い始めた」(30代女性)など、特別な事情があって飼うようになったというケースは少なくない様子。「行き場のない猫を救いたい」「このまま放っておけない」という気持ちで猫を迎え入れたと推察される。

「元々猫が好きで、猫がいる生活を送り癒されたかったため」(30代女性)、「物心ついた時から家には猫がいました」(40代女性)、「飼うと心の癒しが出来るから」(20代男性)と、癒しを求めて猫を飼う方も多く見受けられた。このケースでは、ペットショップや譲渡会などに出向き、積極的に猫を飼い始めたようだ。「もともと猫が好き」「猫と生活するのが当たり前」という人にとって、猫がいない生活は考えられないのかもしれない。

「子供の時から好きだったのですが、賃貸だったため飼えずにいました。最近やっとペット可物件に入居したので、飼いはじめることができました」(40代女性)、「子どもが小さい時から飼いたいと言っていたので、中学生になって世話ができるようになったときにペットショップに行って買いました」(60代女性)、「子どもが生まれる前に、子どもの環境としてペットがいたほうが情操教育的に良いと考えて」(60代女性)と、ライフスタイルの変化に合わせて猫を飼ったという意見も見受けられた。猫は散歩の必要がないため飼いやすいイメージがあるが、餌やりやトイレのしつけ、健康維持などの世話が欠かせない。そのため、適切なタイミングを待って飼い始めたという人も少なくないようだ。
○猫の最大の魅力は?

次に、猫の魅力について尋ねたところ、「一緒に居るだけで癒し効果がある」(30代女性)、「見た目、顔。体形。きままだけど、そばによってきて一緒に寝たりするところ。すべて可愛いです」(40代女性)、「ツンデレで、かまって欲しい時とそうでない時の対応の違いが魅力である」(40代女性)、「自分の可愛さの武器を巧みに使いこなす」(30代女性)、「何にも媚びない、自己の思うままの生き方」(50代女性)などの意見が寄せられた。ツンデレ、マイペース、媚びないなど、表現はさまざまだが、飼い主が振り回される猫ならではの性格に、メロメロになってしまっている様子が伺えた。
○愛猫との「かわいい」エピソード

愛猫とのかわいいエピソードには、「いつも私が家に帰ってくると、玄関まで迎えに来てくれます。歩きながら小さく、ニャニャと鳴きながら迎えに来てくれるのが、かわいくてたまらないです」(30代女性)、「寒くなってくると一緒に寝たがり、さりげなく布団の隙間を作ってあげると潜り込んできます」(30代女性)、「寂しがりやで、すぐに側寄ってきては、甘えて来ます。甘やかしては駄目だ。と思うものの、可愛さと愛くるしさの前では、なすすべは、ありません」(50代男性)、「パソコンをしていると、モニターと自分の間にはいってきます」(30代女性)など、愛猫を溺愛する飼い主の様子が目に浮かぶようなエピソードが寄せられた。

○笑えるエピソード

笑えるエピソードには、「リビングの椅子からソファへジャンプした時にジャンプが足りず床に転落したこと」(30代女性)、「愛猫探してたけど全然見つからなくて、どこ行ったのかなと思ったらシンクの中で眠ってた」(20代男性)、「私が脱いだパーカーの袖から顔を出していた時、思わず笑ってしまいました」(20代女性)、「父にだけ塩対応。ほかの家族が撫でているときに父が手を伸ばすと威嚇します」(20代女性)、「どんなことでもかわいくて笑える」(30代男性)などの声が寄せられた。高いところから落ちたり、大きな音に驚いて飛び跳ねたり、予想外の行動に笑ってしまう人が多かった。犬など他の動物とは違う猫特有の行動が、猫好きの心をわしづかみにしている様子。結局のところ、猫は「何をしてもかわいい」ということなのかもしれない。
○自慢のエピソード

自慢のエピソードには、「顔が整っていて、落ち着きがある美人猫」(20代女性)、「今まで一度も指定のトイレ以外の場所でトイレしたことがない」(30代女性)、「リードをつけて散歩をすると街ゆく人達が集まってきて人気者の愛猫です!」(30代女性)、「仕事に行く時など出かける時、2階の窓から見送ってくれる」(40代男性)など、愛すべき親バカっぷりが感じられるエピソードが寄せられた。
○「もしかしてうちの猫だけでは?」と思う珍エピソード

珍エピソードには、「うちの猫、爪切り中ゴロゴロ言っています!爪切りが大好きです。特におやつをあげたりなどもしなかったし、特別いいことがあったこともないんですが、周りの爪切り中暴れる猫ちゃん達を見ると不思議に思います」(30代女性)、「猫にはカーストがないと聞いていましたが、私と夫で態度が全く異なっていて夫を下に見ています」(30代女性)、「たまに、ワンっと鳴きます。(ごはんのときや何かを訴えたいときに特に)」(30代女性)、「私がお風呂入る時に一緒にお風呂に入ってくる」(20代女性)といった、猫らしからぬ行動を挙げる人が多かった。猫といっても性格はさまざまで、一般的な猫の特徴に該当しない猫もいるようだ。
○「猫好き=猫グッズ好き」とは限らない?

最後に、「猫がデザインされている日用雑貨など、猫グッズは好きですか?」と尋ねたところ、「はい」と回答した人は約4割、「どちらとも言えない」「いいえ」がそれぞれ約3割という結果になった。猫好きだからといって、猫グッズが好きとは限らないようだ。

具体的な理由を見ると、「はい」と答えた人からは、「買わずにはいられないからです」(30代女性)、「意識的に集めているというよりは、気づいたら集まっています。猫のグッズがあると手が伸びてしまいます」(30代女性)、「自分の飼っている猫と似た柄、同じ柄のグッズを見ると愛着がわいてしまう」(40代女性)といった声が寄せられた。「はい」と回答した人も、積極的に猫グッズを集めているという人はそれほど多くない様子。それよりも、見かけるとついつい手が伸びてしまうという人のほうが多い印象だった。しかし、愛猫に似たデザインのグッズには目がないようで、気に入ったデザインがあれば購入する人が多いようだ。

「どちらとも言えない」の理由には、「家の猫に似ているグッズがあれば買う」(20代女性)、「可愛いの見つければ買いますが、特に探してはいないです」(40代女性)、「あまり買わないように気をつけている。歯止めが聞かなくなるから」(30代女性)といった回答が寄せられた。「気に入ったグッズがあれば買う」程度で、わざわざ探して買う意識はないようだ。

「いいえ」の理由には、「飼っているだけで十分」(50代男性)、「うちの猫が1番可愛いので、グッズは要らないです」(40代女性)、「集めるにはお金がかかるので、その分ネコの好きなえさやおもちゃを買いたいから」(60代女性)との声が寄せられた。「猫は好きだがグッズにはあまり興味がない」というのが大半。「猫グッズを買うより、愛猫のお金を使いたい」「やっぱりうちの猫が1番かわいい」など、違う観点から愛猫を大切にする気持ちが感じられた。愛猫がいるという幸福感が、猫グッズを集めない理由の1つになっているのかもしれない。