千葉県は26日、県内居住の40代男性がサル痘に感染していることを確認したと発表した。県内での感染確認は2例目で、国内では11例目。男性に海外渡航歴はなかった。現在、県外の医療機関に入院中で、症状は発疹のみで安定しているという。
県疾病対策課によると、男性は14日に発熱、17日に発疹の症状があり、24日に県内医療機関を受診。同日、県衛生研究所の検査で陽性が確定した。同課によると、感染者との濃厚接触で感染した可能性があるが、詳しい経緯は不明。男性の国籍や居住地などは明らかにしていない。
サル痘はウイルスによる急性発疹性疾患で、アフリカ大陸のリスなどげっ歯類が自然宿主とされる。人から人へは皮膚の発疹部位、血液との接触などで感染するという。県内では、昨年8月に海外から入国した30代男性の感染が判明していた。