新潟労働局の審議会は県の最低賃金について54円引き上げ、985円とするよう答申しました。引き上げ額は現行制度が始まって以降過去最大となります。
新潟地方最低賃金審議会は、新潟労働局から諮問を受け、7月末から県内の最低賃金について協議を開始。
物価高騰が続く状況などから中央審議会が目安として示した全国平均50円に4円上乗せした54円を引き上げ、985円を改定額として新潟労働局に答申しました。
今回で15年連続の引き上げで、時給表示の現行制度となった2002年以降過去最大の引き上げ幅となります。
【新潟地方最低賃金審議会 長谷川雪子会長】
「新潟に関しては特徴として食料、ガソリンの支出割合が高い。労働者の生活を守るためにもう少し賃金は上乗せした方が良いだろう」
改定額は異議申し立てがなければ、10月1日から適用となります。