飲食店で食事をした86人がノロウイルスによる食中毒に 下痢やおう吐の症状【新潟・三条市】

11日から12日に、新潟県三条市内にある飲食店が提供した弁当を食べた86人がノロウイルスによる食中毒になったことが分かりました。

13日午前10時前、三条市鬼木新田にある飲食店・伊東屋から三条保健所に11日に提供した弁当を食べた複数人から胃腸炎の症状が出ていると連絡がありました。

三条保健所が調査した結果、11日から12日に店内で会食した3グループ42人および弁当を食べた人のうち、調査することができた13グループ136人中、7グループ86人が12日午後3時ごろから下痢やおう吐などの症状が出ていたことが判明。

検査の結果、複数の患者・調理従事者からノロウイルスが検出されたことから、伊東屋が提供した食事を原因とする食中毒と断定しました。

食中毒になったのは10歳未満から70代以上の男女86人で、全員快方に向かっているということです。

県は加熱調理食品は十分加熱することや、調理前やトイレ後など作業が変わる時などは十分な手洗いを徹底するよう呼びかけています。