アメリカのアラスカ州にある『カトマイ国立公園』は、夏になるとたくさんのサケが川を遡上することで有名です。
川にはサケを狙ったクマが集まり、豪快にサケを捕まえるシーンが見られるといいます。
野生動物の写真家として活動するケイト・ライス(karphotography)さんとアダムさん夫妻は、そんなクマたちの姿を撮影してTikTokで紹介しています。
2024年の夏、ケイトさんたちが投稿したある動画に注目が集まりました。
川の中に入って、サケを獲ろうとしている1頭のクマ。
そのクマの、サケの獲り方が独特なのです。
一体どのようにして獲ろうとしているのでしょうか。こちらをご覧ください。
ただ座って待つスタイル…!
一般的にクマがサケを獲る場合、水の中にいるサケを手で捕まえたり、水面から飛び出したサケをくわえたりするでしょう。
しかしこのクマは、周りでサケがたくさん飛び跳ねているのに、のんびりと眺めているように見えます。
「このクマはサケが自分のところに来るのを待っていた。エネルギーを節約するためだ!」とつづられた動画は、クマの気持ちを推測する面白いコメントで満載になりました。
・私は追いかけない。惹きつけるのだ。
・一生懸命働くのではなく、賢く働くタイプだね。
・ウィンドウショッピングしてる。
・ジャグジーを楽しんでるみたい。
ケイトさんは「クマがサケを釣るさまざまな方法を見るのはいつも楽しい」とつづっています。
自分からは動かず、サケのほうから口に入ってくれるのを待っているような、クマ。
私たち人間同様に、クマにも「お腹は空いているけど、ガツガツ動く気分じゃないんだよね…」という日があるのかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]