世界遺産登録の“佐渡島の金山” 富裕層の誘客促進する“モデル観光地”に追加選定の方針 首相「素晴らしい価値に触れてもらう」

“佐渡島の金山”の世界文化遺産登録から10日あまり、新潟県の花角知事などが岸田首相のもとを訪れ、登録の感謝を伝えました。首相からは世界に向けた魅力の発信について協力が約束されました。

8月8日、首相官邸を訪れた花角知事と佐渡市の渡辺竜五市長。佐渡島の金山の世界遺産登録について、岸田首相に直接感謝を伝えました。

【花角知事】
「この度の佐渡金山の世界文化遺産登録が実現したのも、首相の確固たる力強いリーダーシップがあってのことと本当に感謝申し上げます」

【岸田首相】
「長年にわたって知事をはじめ、地元の皆さんの熱意を維持していただき、努力していただいた。それが土台になってこそ、今回のこうした結果につながったと心から思っています」

さらに、岸田首相が明らかにしたのは…

【岸田首相】
「世界のより多くの方々に素晴らしい価値に触れてもらう。こうした環境をつくっていかなくてはならないと思っている」

外国人の中でも日本旅行での消費額が多い富裕層の誘客を促進する「モデル観光地」に、佐渡島の金山を追加選定する方針です。

【花角知事】
「心から謝意を伝えさせていただいた。例えば韓国との関係で言えば首脳同士の信頼関係が大きなベースだったと思う」

【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「世界遺産を核にした地域づくりについてご指導をお願い申し上げた」

花角知事などは、上川外務相・盛山文科相のもとも訪れ、それぞれに登録の感謝を伝えました。