『虎に翼』優三、手紙で何度もくり返した“2文字”に視聴者号泣 「愛に溢れた関白宣言」「最高のラブレター」

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8日あさ放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)の亡き夫・優三(仲野太賀)が遺した手紙に視聴者から号泣の声が。そのなかで“ある言葉”が話題となっている。
航一(岡田将生)に対してこみ上げてくる感情の正体から必死に目を逸らしていた寅子。そんなある日、自宅へ帰ると花江(森田望智)の姿が。
賑やかな夕飯を楽しみ、稲(田中真弓)と寅子の娘・優未(竹澤咲子)が寝たあと、寅子と花江は2人で会話をする。じつは花江は航一の存在について優未からの手紙で知らされたといい、自分のせいで航一とのことを尻込みしていると思っている優未が花江に助けを求めたことから訪ねてきたのだという。
そこへ優未が起きてきて、優三の出征前に寅子が作った形見のお守りを寅子へ。中を見るように言われた寅子がお守りを開けると、優三からの手紙が入っていた。
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手紙には「トラちゃんが後悔せず、心から人生をやり切ってくれること」が望みだと言った優三からの「弱音を吐くことができる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください」という“追加の望み”が…。
優三は「でも、見た目とか、甘い言葉をささやく相手に騙されちゃいけない。トラちゃんと優未をスンッとさせる相手は駄目。トラちゃんと優未を縛る相手は駄目。トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手は駄目。トラちゃんを心底愛せない相手は駄目だ」と“駄目な相手”を次々と挙げる。
つづけて「でも、その人を前にして、胸が高鳴って仕方ないのなら、その人が好きなら、今書いたことも、僕も、すべて忘れてその人の元に飛んでいってほしい。トラちゃん、自分を信じて。そんなトラちゃんを僕は信じる。優未もお母さんを信じて。優未のことを、ずっと見守っているよ。2人のことを、誰よりも、何よりも、一番愛しています」と続き、寅子は顔を真っ赤にして涙を流した。
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この手紙に視聴者は「優三さんからの手紙で朝から嗚咽しながら泣いた」「大声を上げて泣いた」「朝から涙と鼻水が止まらないわ」などと号泣。
「いつも寅子の好きややりたいを尊重してくれていた優三さんの『駄目』の連発に愛の深さを感じた」「優三、新たな恋をしてほしいと書いてはあるけど、駄目条件を列挙して、やはり誰にも渡したくはなかったんだろう。それでも、迷いながら、2人に幸せになってほしいという結論に至ったんだろうな」「寅ちゃんには他の誰かとでも幸せになってほしい、でも一番愛してるのは僕だ、変な奴に渡したくないと葛藤が滲んでるの泣く」と、優三らしからぬ“禁止”の連続にその複雑な心情と愛を感じる人が続出した。
また、「優三、手紙に出てくる駄目男要素ゼロ、むしろ対極に。結局回り回って、優三以外に寅子達を幸せにできる男はいないになる…遺言じゃなく回りくどい恋文…」「寅子と優未ちゃんを誰よりも何よりも心底愛しているのになんて悲しいラブレター」「最高のラブレター」と感じた人もいるようだ。
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また、“禁止”ワード連発の手紙に「最後まで寅子を尊重し続けた優三さんの最初で最後の関白宣言のようでした」とシンガーソングライター・さだまさしの『関白宣言』を連想した人もいたよう。
しかし最後には「すべて忘れてその人の元に飛んでいってほしい」と打ち消してしまう内容に「なんという愛に溢れた関白宣言」「優三さんなりの関白宣言か…」「書いてる優三さんの姿を想像すると泣けてしまうよ」との声が上がっている。