南海トラフ地震臨時情報が8日発表され一夜明けて、全国のホームセンターなどでは防災関連グッズの売り上げが伸びている。
大阪市が本社のホームセンター「コーナン」の担当者は「水やカセットボンベ、非常用トイレなど、今回は特にライフライン系の商品に動きがある」と話した。これまで大きな地震が起きた直後は、棚などが倒れることを防止するための耐震パッドや耐震ポールなども同時に売れたが「今回はそういったものよりも直接生活に関わるもののほうが売れています」。「巨大地震注意」の初の発表により、直近の地震に備える動きが見られ、「すぐに必要なものをお買い求めになられている印象がある」とした。
また、群馬・伊勢崎市に本社を置く「ワークマン」の担当者は「猛暑の影響もあると思うが、例年同日に比べ、被災時に使用するための暑さ対策グッズの売り上げが西日本を中心に伸びている」と話した。防災関連では、がれきなどから足を守るために靴底に敷く「踏抜防止インソール」の売り上げが全国的に伸びており、「前年同日比で181%の売れ行きとなっています」と明かした。