16日、愛知県安城市の人材派遣会社で起きた人質立てこもり事件で、逮捕された元従業員の男が、派遣先での仕事を巡ってトラブルになっていたことがわかりました。
住所不定・無職の鈴木教仁容疑者(51)は16日、安城市内にある元勤務先の人材派遣会社で、女性従業員の首に包丁を突き付け立てこもり、監禁と銃刀法違反の容疑で18日朝送検されました。
捜査関係者によりますと、鈴木容疑者は立てこもった際に、派遣会社の元社長や派遣先の運送会社の社員を連れてくるよう要求していましたが、派遣先での仕事を巡ってトラブルになっていたことがわかりました。
鈴木容疑者は去年7月に退職後、車上生活をしていたとみられ、調べに対し「不当に解雇され腹が立った」と供述しています。