駅前に掲げられていた旗 書かれていたメッセージに「泣けてくる」

4月になると、就職や進学など多くの人が新たなステージを迎えます。
中には、長年暮らした地元を離れ、一人暮らしをする若者もいるでしょう。
新たな生活の始まりに、若者が心を躍らせる一方で、我が子と離れる現実に、さびしさを感じる親も。
富山県では、県外に旅立つ若者を応援するプロジェクト『I’m Your Home.富山県』を実施中。
プロジェクトのウェブサイトには、このように意図が説明されています。
県外へ旅立つ若者を応援する。
そう聞くと「人口流出をあと押しするのか?」「県内に戻ってこなくてもいいのか?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、次の世代を担う若い方々の、「挑戦するきもち」や「自分らしい自由な生き方」は決して否定できるものではないはずです。
若い方々にとって富山県は、「いつでも帰れる場所」として感じてもらうことが大切なのではないでしょうか。
そんな想いで生まれた新たなプロジェクト「I’m Your Home.富山県」。県外へ旅立つ若者を全力で応援します。
I’m Your Home.富山県 ーより引用
初めて県外に出る人たちには、不安や悩みが付きもの。
そんな若者に対し、地元の富山県が応援していることを打ち出したプロジェクトです。
2023年2月22~3月7日まで、親からのメッセージが書かれた旗が、富山駅前の商業施設『MAROOT(マルート)』を中心に掲出されました。
「つらかったら、いつでも帰ってきてね」「頑張るあなたは、お父さんお母さんの誇りです」といった言葉が書かれていたのです。
4月から進学や就職で富山を旅立つ若者がいます。成長したわが子を見送る親の心には、色んな感情がつまっています。「がんばってね」という気持ち。同時に胸の内に抱える「さびしさ」。そんな嘘偽りない「エール」と「本音」を親から子に届けるプロジェクトが始まります。https://t.co/AvscT7EsVt pic.twitter.com/KG8kkrrC7t
またYouTubeでも、県外へと離れる我が子に対し、親がエールや本音などを語る動画が投稿されています。
富山県は「若者を県内にとどめようとしているのではなく、進学や就職などで県外に出る、挑戦する若者を応援したい想い」と、プロジェクトの意図を説明。
プロジェクトはネット上で、「泣けてくる」「心温まる」と人々の涙を誘ったようです。
地方で暮らしていた若い人たちにとって、就職や進学で地元を離れるのは人生における1つの節目といえます。
初めて1人で暮らしてみて、思うようにいかず悩んだり、不安になったりすることもあるでしょう。
そんな時にこそ、親からのメッセージを思い出し、これからの日々も頑張りたくなりますね!
[文・構成/grape編集部]