サッカー元日本代表MF本田圭佑が18日、大阪府東大阪市の近畿大学卒業式に、シークレットゲストで登場した。
スクリーンに本田の名前が紹介されると、約6000人の卒業生が「ウォー」と大歓声をあげた。本田は手にマイクを持ち、壇上を歩きながら約15分間のトークを開始。「将来の夢を持っている人は、手を挙げてください」と卒業生に問いかけ、パラパラと挙がった手を見ながら「僕も夢はありました。本当にかなうのか、不安はありました」と、自身の体験を語りながら、夢をかなえるためのステップを披露。「まず『欲望を解放しろ』ということ。限界を決めてはいけない」と、常識や知識が足かせになる危険性を熱弁。さらに「環境にこだわれ」と、夢をかなえるための環境作りの大切さを語った。
最後に悩んだ時や、追い込まれた時に自分自身に言い聞かせる言葉として「いつかは死ぬ。生きたいように生きろ」とメッセージ。本田は「環境にこだわっても夢がかなわないかもしれない。挫折することもあると思う。でもどうせ死ぬんで、やりたいことをやって下さい」と、エールを送った。
近大では各界の著名人を卒業式にサプライズゲストとして招へい。昨年は選挙の応援演説中に凶弾に倒れた故・安倍晋三元首相(享年67歳)がスピーチを行い、話題になった。