機内で意識不明になった40代男性客が死亡 客室乗務員らが懸命に努力するも…

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「体調が悪い」と言っていた乗客が、意識不明に…。客室乗務員たちが必死に蘇生を試みたがそのまま死亡していたことを、『The Daily Star』など海外メディアが伝えた。
7日のこと、トルコのアンタルヤにある空港で40代の男性が飛行機に搭乗。イギリスに向かっていたが、その日は体調が悪かったらしく「気分が悪い」と訴えだした。
しばらくすると眠りについたようにみえたというが、その後は声をかけても目を覚ます気配がない。乗客の状態を確認した客室乗務員は「意識を失っている」と判断し、ただちに救命処置に取りかかった。
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着陸可能な空港への飛行時間は、約40分。客室乗務員たちは男性客を通路に寝かせ、蘇生を試みた。このとき男性はすでに呼吸が停止していたらしく、乗務員たちは口移し式人工呼吸を始めて命を救うための努力を続けたという。
ほどなくするとパイロットが「機内で体調を崩したお客さまがおられます」「そのため緊急着陸することになりました」と発表。その間も客室乗務員たちは必死に蘇生を試みていたが、男性の状態が良くなることはなかった。
機内にいた乗客がメディアの取材に応じ「乗客たちは動揺し泣いていました」「本当につらい状況でした」と話し、着陸後すぐにパラメディック(高度な救命・救急医療処置ができる救急隊員)が機内に入ってきたことも明かした。

大変な事態に多くの乗客が困惑したというが、その間も客室乗務員たちはプロらしく振る舞い大変立派な態度だったと、乗客は述べている。
取材に応じた航空会社は「確かにお客様が亡くなりました」と認め、「ご遺族、そしてお友達は大変つらい思いをされていると思います」「お悔やみ申し上げます」というコメントを発表した。
なお警察も男性の死に言及し、「3月7日火曜日の午後7時20分に通報を受けました」「体調不良の44歳男性がグラスゴー空港に到着しましたが、その後すぐに死亡が確認されました」と公表している。
男性は一人で移動していたとみられており、現時点では遺族・関係者たちはコメントを発表していない。
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)