“性的興行”と槍玉に挙がる制服・浴衣撮影会、「現場の様子」を…の画像はこちら >>
廃校を利用した「制服・浴衣撮影会」が「性的興行」「性の商品化」と槍玉に挙がった。その内部は一体どんな状況だったのか。参加者にリアルな感想を聞いた。
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ことの発端は、埼玉・鴻巣市の廃校で民間企業が企画中していた「制服・浴衣撮影会」に対し、9日に地元市議がX上で指摘したこと。
廃校は市管理とあり、女性市議は「性の商品化の中で若い女性・制服・校舎という組み合わせが利用されることに対する行政の意識の希薄さに愕然とする」と批難したのだ。
その後、12日になって大手新聞社が「性的興行」というワードをタイトルに添え本件を報道。しかし、いずれもXでは“炎上”状態となり、「何がいけないの?」「流石に言い過ぎ」「潰しに掛かるとは恐ろしい話」とネット上では反発の声が相次いでいる。
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そんな経緯があった後、撮影会は13日~15日に渡って開催。sirabee編集部は、イベントに参加した30代アマチュアカメラマン男性に後日話を聞いた。会場ではその報道を気にする参加者が一部いたものの、活気があって和気藹々(あいあい)としたムードだったという。
「校庭には縁日を模したブースができており、そこでは浴衣モデルが撮影対応。校舎側では制服姿のモデルが撮影に応じていました。モデルの大半は普段ステージ上で歌って踊る清純派アイドルたちなので、ポージングや衣装もじつに健全。スタッフも暑さ対策でうちわを配るなど、満足度の高いイベントでした」と回顧する。
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女性市議は、「制服を着た若い女性がモデルとなりそこに一日最高4万円を払った多数の男性達がカメラを持ち集まる」と記していたが、前出の参加者男性は「学生をはじめとする若手カメラマンや、女性カメラマンが意外と多いんです。そのアイドルグループを以前から推している人たちで、撮るたびに『かわいい!』『いいポージングだね』と声をあげ交流していました」と、現場の様子を説明。
市議の投稿については「金を持ったおじさんが若い子にたかっていると邪推したのでしょうね。そんなアングラなイベントではないです(笑)」と、真っ向否定する。
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続いて、「性的興行」と取り上げたメディアがいたことについては「全くの見当違い。ただの印象操作でしょう」と呆れる。
「会場には複数の市職員も視察に来ていましたが、さっき伝えた通りやましい部分が皆無なイベントだったので、何事もなく帰られていましたよ。女性市議が変な発信をしたこともあり、念のため見に来たのでしょう。市の方々にも公序良俗に反していないということが伝わったはず」とも語る。
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一方、会場に女性市議が乗り込んでくるのではと考えた記者は、撮影会当日、件の旧小学校まで行ったがその姿はなく、大手新聞社が報じた「反対する地元住民たち」の姿もなかった。
それどころか周囲は田畑や工場が多く、JR鴻巣駅から徒歩20~30分という場所もあってか、地元住民が周辺を歩いている光景すら確認できず。約1時間周囲を散策するも、地元住民をヒアリングすることは叶わなかった。
ちなみに撮影会参加を終えた数100人のカメラマンたちは、みな騒ぐこともなく地元路線バスやタクシー、シャトルバスを利用して駅まで移動。駅前ショッピングセンターのレストランで食事をする人も多く、問題どころか地元経済に貢献しているように見えたのだが…。