台風通過後に屋根工事を巡って不安をあおったり、一方的に代金を請求したりする「点検商法」などが想定されるとして、千葉県警や県消費者センターは注意を呼びかけている。暴風を伴った2019年9月の房総半島台風の通過後には点検商法をはじめとする悪質商法が県内で確認された。
我孫子署は16日、安心安全メールなどで注意喚起。被災した住宅に押しかけ、依頼していないのに工事をしたり、無料点検をうたって「すぐに修理が必要」と不安をあおったりするケースが想定されるという。
県消費者センターも台風に便乗した悪質商法に警戒を強めている。
同センターの担当者は対策として、補修工事などをする際は複数の業者から見積もりを取ることや、その場で契約する場合には書面で金額を確認することを挙げた。担当者は「心配になったらすぐに『188』(消費者ホットライン)に電話してほしい」と呼びかけた。