自動製氷機能のある冷蔵庫では、氷ができないなどのトラブルが発生する可能性があります。
そこで故障を疑う前に考えられる原因を、東芝ライフスタイル株式会社の公式サイトよりご紹介。いざという時に慌てないよう、覚えておいてくださいね。
冷蔵庫で氷を作るのにかかる時間は、製氷機も製氷皿も120分程度であるのが一般的です。
冷蔵庫のメーカーや機種、機能や温度性能などによって若干の違いはあるものの、通常製氷で120分を大幅に越える場合は、時間がかかりすぎていると考えられます。
給水タンクに十分な量の水が入っており、タンク自体にも異常が見られない場合、氷ができない原因は庫内が冷えていない可能性があります。水は0℃を下回らないと氷になりません。
製氷機部分は、ほかの箇所よりも温度が低くなるよう設計されています。しかし、何らかの理由で庫内の温度が上がると、正常な機能を発揮できず氷を作れなくなってしまうのです。
東芝ライフスタイル株式会社では、氷ができなかったり作るのに時間かかる原因について、以下のように解説しています。
扉の開閉回数が多いと庫内が十分に冷やされずに氷ができにくくなります。扉の開閉を極力控えて様子を見てください。
東芝ライフスタイル株式会社 ーより引用
半ドアと同様に、扉の開閉数が多い場合も庫内が十分に冷やされなくなるため、開閉回数や扉を開いている時間にも注意するといいでしょう。
「氷ができるのに時間がかかる」「氷が作られない」というトラブルが発生している場合、庫内に入っている食品のボリュームに注目してみてください。
一般的に、冷蔵庫の冷凍容器には収納可能な高さの目安ラインがあるため、これをはみ出さないよう心掛けましょう。収納量を少なくすれば、冷気の通りがよくなり温度上昇を防ぐことが可能です。
食品を詰め込みすぎることで起こりやすい冷凍容器のずれなども防げるので、整理整頓を習慣付けるようにしましょう。
必要な時に「氷ができていなかった」などのトラブルが発生した経験がある人は、冷蔵庫の温度を上げない工夫をしてください。東芝ライフスタイル株式会社が紹介している知識も参考に、冷蔵庫の故障かどうかを判断しましょう。
[文・構成/grape編集部]