“来庁者の暴言・暴力”どう対応?愛知では放火事件…新発田市役所で訓練も職員は難しさ実感「冷静な対応心がけたい」

新潟県の新発田市役所で8月20日、来庁者の暴言や暴力行為を想定した対応訓練が行われました。職員たちは訓練を通して有事に備える意識を高めていました。
20日、新発田市役所で行われた来庁者による暴言や暴力を想定した対応訓練。来庁者のトラブルをめぐっては7月、愛知県の高浜市役所で刃物を持った男がガソリンをかぶって放火する事件が起きています。今回の訓練は納税を促す書類が送られてきたことに不満を抱いた男が刃物を手に市役所の税務課窓口を訪れたという想定で行われました。【刃物を持った男(訓練)】「責任者出せ!お前、責任者か?」職員と市民を切りつけた男…職員たちは、“さすまた”や“いす”を使って男を取り押さえます。
参加した職員は対応の難しさを実感したようです。【訓練に参加した職員】「実際にあのような場面に出くわすと、とっさの行動は難しいと思った。冷静に対応できるように心がけていきたい」訓練のあとは警察や消防によるケガ人の応急手当の方法や護身術の講習などが行われました。【新発田警察署 生活安全課 村山政俊 課長】「いざ、事案が発生したときに動けるよう自分の役割を再認識し、先着する警察官が来るまでの間という意味なので、警察官が来たら警察官に任せていただきたい」