繁殖力が高い動物である猫は、年間で2~4回もの出産が可能といわれます。
そのため避妊手術をしていないメスの野良猫は何度も出産を繰り返し、何十匹もの子猫を産む猫も珍しくないそうです。
カナダにある動物保護施設『Adoption Chats Sans Abri』に、6歳のメス猫が保護されました。
プラダちゃんと名付けられた猫は、オルレアン島でうろついていたところを発見されました。
プラダちゃんを知る人によると、5年ほど野良猫として生きてきて、頻繁に妊娠していたそう。
数十匹の子猫を育てているプラダちゃんを見た優しい女性が、親子にご飯をあげていたといいます。
そんなプラダちゃんは施設に到着した時も、お腹が大きかったのだとか。
「今も妊娠しているんだな」と思ったスタッフは、プラダちゃんをすぐに動物病院に連れて行きました。
すると検査の結果、驚くべき事実が判明。
実はプラダちゃんは…ただぽっちゃりしていただけだったのです!
投稿の右上の写真に写っている三毛猫がプラダちゃんです。確かにお腹の辺りがふっくらとしているように見えますね。
そのため施設の誰もがプラダちゃんを見て、妊娠していると思ったそうです。
投稿には「かわいすぎる!」「プラダにたくさんおやつをくれる家族が見つかるといいね。でもあげすぎないように!」などのコメントが寄せられました。
プラダちゃんの幸せなお腹は、野良猫でありながら、優しい女性からたっぷりとご飯をもらっていた証なのでしょう。
野良猫時代はたくさんの子供を産み育ててきたプラダちゃん。
1日も早く家族ができて、これからは思う存分のんびりと甘えて過ごしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]