泡だらけのペットボトルのお茶、飲んでもいい? 伊藤園の情報に「そうなんだ!」

ペットボトルのお茶をバッグの中に入れておくと、いざ飲もうとした時に泡だらけになることがありますよね。
あまりに泡立ちすぎると、飲めるのかと心配になる人もいるかもしれません。
株式会社伊藤園(以下、伊藤園)によると、泡が立つのはお茶の葉に含まれるサポニンという成分によるものだそうです。
Q 「ペットボトル」の「お茶」を振ったら、まるで洗剤のように泡がたちました。飲んでも大丈夫ですか?
A お飲みいただけます。泡がたつのは、お茶の葉に含まれる「サポニン」という成分によるものです。
伊藤園 商品情報サイト ーより引用
泡立ったお茶は問題なく飲めるとのことで安心ですね。
理由が分かったところで、実際に緑茶を泡立ててどれくらいで泡が収まるのか、味に変化があるのかを検証してみました!
伊藤園の『伊右衛門』と『お~い、お茶』で実験してみました。
まずは泡立ちやすいように、3分ぶんの1程度をコップに出しておきます。
出したお茶は泡立ったお茶と味を比較するため、分かるようにして冷蔵庫で保管しました。
それぞれを全力でペットボトルを振って泡立てます。
ここからお茶の泡立ちが収まるまで、どれくらいの時間がかかるのか検証スタート!
泡の状態が分かりやすいようにラベルは剥がします。
全力で振った結果、『お~い、お茶』はビールのように泡立ちましたが、『伊右衛門』はあまり泡立ちませんでした。
同じ緑茶でも種類によって泡立ちやすいものと、そうでないものがあるようです。
まずは5分ほど経過。どちらも大きな泡は消えていますが、細かな泡はそのままでした。
約30分経過したところ、左の『伊右衛門』のほうはほとんど消えていますが、右の『お~い、お茶』は大きな変化なし。
およそ1時間半が経過。『伊右衛門』はわずかに泡が残る程度で、『お~い、お茶』は1時間前とほぼ変わりません。
3時間経過したところ、『伊右衛門』の泡は、振る前と同じ状態まで戻りました。『お~い、お茶』はまだ泡の様子が変わりません。
3時間半が経過しても、なかなか『お~い、お茶』の泡が変化しなかったので、両方とも冷蔵庫に入れてみることに。
泡が消えないように、そっと向きを変えて冷蔵庫で寝かせます。
冷蔵庫で1時間冷やしてみました。この時点で、実験開始から4時間半が経過しています。
常温時には3cmほどあった『お~い、お茶』の泡の高さが、1cmほどまで落ち着きました!泡を落ち着かせたい場合は、冷蔵庫に入れるといいかもしれません。
さらにひと晩冷蔵庫で寝かせたところ、『お~い、お茶』の泡がほとんど消えていました。
つまり、泡立った『お~い、お茶』の泡が消えるまでは、冷蔵庫に入れる工程を含めて約12時間程度ということになります。
それぞれのお茶を泡立てる前と後のものを飲み比べてみましたが、味はまったく変わりません。
お茶が泡立ったまま飲むと多少口当たりが変わりますが、味そのものには変化はないようです。
一度泡立ったお茶は種類によっては泡が消えにくいものもありますが、味に影響はなさそうです。お茶が泡立っても安心して飲んでくださいね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]