リモコンや携帯ラジオ、おもちゃなど私たちの身の回りではたくさんの『電池』が使われています。
生活に欠かせない電池ですが、触った時にとても熱くなっていて驚いた経験はありませんか。なぜ、電池は熱くなるのでしょう。
『東芝ライフスタイル株式会社』の公式サイトでは、電池が触れないくらいに熱くなる原因を解説しています。
カバンやポケット等の中に、電池と金属製品(キーホルダー・ネックレス・コイン等)を一緒に入れていた場合、電池のプラス端子とマイナス端子を金属で接触させてショートしたことが考えられます。
東芝ライフスタイル株式会社 ーより引用
電池のショートを防ぐためには、使用するまで透明なパッケージフィルムを剥がさずに保管しましょう。また、電池を保管する場所には、金属類を触れないように保管場所を分ける工夫が必要です。
機器内部で大電流が流れたことが考えられます。モーター等の大電流が流れる機器を手で押さえるなどして強制的に停止をさせた場合、機器内部で大電流が流れて発熱するおそれがあります。
東芝ライフスタイル株式会社 ーより引用
例えばミニ四駆が障害物に当たって前進できなくなった時、モーターの駆動力を高めるために、さらに電流が流れて熱くなります。
無理に稼働させたり停止させたりすることは避け、正しい方法で機器を作動させましょう。
電池の発熱は、上記のような保管・使用時のトラブルだけでなく、装填時や落下時に原因がある場合も考えられます。
アルカリ電池を機器に装填するする場合、先にプラス側から装填するとマイナス側を装填する際に機器のケースと接触してショートを起こします。安全に使うためには、必ずマイナス側から装填してください。
電池に固いものが落下したりぶつかったりして内部が破損してしまうと、電池内部でショートすることがあります。電池に強い衝撃を加えないように注意しましょう。
電池が発熱する原因を紹介しました。電池は手軽に使えるため危険性について考えたことがないかもしれません。しかし、使い方を間違えると、発熱だけでなく、発火や破裂といったより大きなトラブルにもつながります。
危険性があることも理解して正しく使用しましょう。
[文・構成/grape編集部]