「ウクライナの良い所を見せたい」伝統衣装やグルメ等をウクライナ人スタッフが紹介 愛知・リトルワールド

ロシアの軍事侵攻が続くウクライナへの理解を深めてもらおうと、ウクライナ国籍の女性が愛知県犬山市のリトルワールドでイベントを開催しました。スビトラーナさん:「今日はウクライナの衣装をオススメしますよ。どうですか?」 花やリボンがついたカチューシャに、手縫いで仕上げた細かな刺繍が特徴的なウクライナの伝統衣装。衣装を勧めるのは、ウクライナ国籍のスビトラーナさん(39)です。
世界各国の文化が体験できる犬山市のリトルワールド。
スビトラーナさんは、結婚を機に日本に住み始め、5年前からスタッフとしてリトルワールドで働いています。 2022年2月に始まったロシアの軍事侵攻でウクライナから日本に避難した妹家族をサポートしていて、今回ウクライナの文化などを多くの人に知ってもらおうとイベントを開きました。 会場にはウクライナグルメも登場。スビトラーナさんが監修した、キャベツを焼いて作るウクライナ風のロールキャベツ「ゴルブッツィ」や…。
キノコとチキンをクレープ生地で包んだ「ムリンツィ」を期間限定で販売しています。
スビトラーナさん:「口に合うか合わないか分からないけど、1回食べてほしい。ウクライナの雰囲気を(感じてほしい)」 日本人に馴染みのないウクライナ料理への反応が気になるスビトラーナさんですが、客の感想は…。客ら:「甘みがあって、日本とはちょっと違うかなという感じ」「初めてです。すごく美味しかったです」「どういう国かあまり知らなかったので、すごく良い機会になりました」 21日は、リトルワールドで開かれているサーカスに出演するウクライナ人とのトークイベントも開催しました。軍事侵攻で苦しむ姿ではなく、ウクライナの街の魅力などを知ってほしいとのメッセージを伝えています。
スビトラーナさん:「(侵攻とか)色々あって去年からウクライナの話は出ているけど、もっともっとウクライナの良いところ、平和なところをみんなに見せたいと思います」 このイベントは3月25日と26日にも行われます。