佐渡市では養殖ワカメの水揚げが始まっています。「佐渡の春はワカメから」。そんな漁師の言葉も聞かれ春の風情に包まれています。
17日午前6時、佐渡市畑野地区の沖合約1キロの所まで漁船を走らせる漁師たち。
太いロープを力強くたぐり寄せていくと…健康に育ったワカメが次々に姿を見せました。
漁師によりますと、例年よりも海水温が2℃程高い影響で、ワカメが採れる量は2割~3割少ないということですが、中には大人の身長ほどまで育った大きなワカメもあり、佐渡に春を告げる漁は活気に満ちていました。
【ワカメ生産者 寺島 秀四郎 さん】
「佐渡の春はワカメから始まるのでは」
ほころぶ梅の花を隣に作業場では海水などを落とすためワカメを入念に水洗い。
養殖ワカメの水揚げは例年、4月中旬まで行います。