子供の頃、あなたはどんな夏休みを過ごしていましたか。
予定がないと、ついダラダラと過ごしてしまうという人も、多かったでしょう。
2024年8月、@coldsoupさんがXに投稿した、夏休みのある出来事が話題になりました。
投稿者さんの中学2年生になる息子さんは、夏休みを怠惰に過ごしていたそうです。
見かねた投稿者さんは、ある日「このお金で好きなことをやってこい」と、息子さんにお金を渡しました。
「物は買うな」「飯は食え」という条件付きで渡したお金。息子さんは、どんなことに使ったのでしょうか。
※写真はイメージ
送り出してから、数時間で息子さんは帰ってきました。「何をやったの?」と投稿者さんが聞くと、こんな答えが返ってきたそうです。
「近所のヨーカドーで『ルックバック』を観て、泣きながら『ポッポ』でラーメンを食って、帰ってきた」
息子さんは、商業施設の『イトーヨーカドー』に入っている映画館で、藤本タツキさんの漫画が原作の劇場アニメ『ルックバック』を観てきたとか!
そして、映画の余韻に浸りながら『イトーヨーカドー』内のファストフード店『ポッポ』でラーメンを食べて、帰ってきたそうです。
一見すると『何気ない休日』にも思えますが、息子さんが「何を体験するか」を自分自身で選択して過ごした時間は、かけがえのないものといえるでしょう。
送り出した投稿者さんも「いい過ごし方をしたのでは」と感じたようです。
Xでは、息子さんに「好きなことをやってこい」といった投稿者さんのアイディアや、息子さんの休日の過ごし方について、このようなコメントが集まりました。
・物よりも思い出っていうのは本当。経験にお金を使えるようになると豊かになる!
・最高にセンスがいい。中2にして、すでに『幸せになるお金の使い方』を心得ている。
・親御さん、そして息子さんにとっても、いいお金の使い方ですね。
・『ルックバック』からの『ポッポ』は100点満点中500点の過ごし方です。
・これ、すごくいいな。真似したい。うちの子供たちはどんな選択をするのだろう。
もちろん、ダラダラと過ごす休日も大事。しかし、外に出て有意義な時間を過ごした時に感じる『心の充実感』は、大人になっても覚えているものです。
息子さんが大人になった時、ふとした瞬間に、この日のことを思い出すかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]