ポテトチップスの袋 内側が銀色なのはなぜ? 企業の解説によると…

おやつにもおつまみにもぴったりな『ポテトチップス』は、老若男女問わず人気のお菓子です。
ポテトチップスを開けると、袋の内側が銀色になっているのを目にすることがあるでしょう。ポテトチップスに限らず、多くのスナック菓子でこのタイプの袋が使われています。
なぜ袋の内側が銀色になっているのか、疑問に思ったことはありませんか。
ポテトチップスの製造元としておなじみの『湖池屋』の公式サイトでは、その気になる疑問に回答しています。
「商品の袋の内側がなぜ銀色なのか」という消費者の質問に対し、『湖池屋』は以下のように回答しています。
商品の袋は「アルミ蒸着フィルム」を使用しております。これは薄いプラスチックのフィルムにアルミニウムを蒸発させ付着させているもので、そのため内側が銀色に見えます。
湖池屋 ーより引用
アルミ蒸着フィルムは、ガスバリア性・防湿性・保香性に優れているのに加え、紫外線や赤外線を遮断するのに効果的。
ポテトチップスのパッケージの袋にアルミ蒸着フィルムを使用することで、湿気や酸化の進行や油分の劣化を防ぎ、品質をより長く保てるのです。
袋の内側の銀色は、一見すると『アルミ箔』のように見えるかもしれません。しかし『アルミ箔』と『アルミ蒸着フィルム』では、製造方法が異なります。
アルミ箔はアルミニウムの塊をロールで伸ばしたものであるのに対し、アルミ蒸着フィルムは蒸気になったアルミニウムをプラスチックのフィルムに付けたものです。
アルミ蒸着フィルムは、使うアルミニウムの分量が少なくプラスチックの量が多いため、『プラマーク』表示されています。
ゴミとして捨てる際は、各自治体のルールに従い正しく分別してください。
[文・構成/grape編集部]