寄席続け、節目の50回 千葉市拠点の落語研究会「縁」

千葉市を拠点に活動する社会人落語家グループ「落語研究会『縁(えん)』」(千葉家李桜代表)の寄席が開かれ、節目となる50回に到達した。千葉市中央区の複合施設「きぼーる」の会場に約50人の客が足を運び、社会人落語家7人による堂々のはなしに耳を傾けた。
記念の寄席は、千葉家呑み助さんの「寿限無」で幕開け。千葉家くしゃみさんは「明烏(あけがらす)」の微妙な間合いを、艶やかに語り尽くした。
トリを務めた創設メンバーの一人、千葉家光旦さんは「およそ10年前はマンションの一室など小さな会場で開催し、それからメンバーや客が徐々に増えた。50回はあっと言う間。100回を目指す」と今後の発展を見据えた。
同日は出席できなかった代表の千葉家李桜さんは事前取材に「これほど続くと思っていなかったので感慨深い」としみじみ話した。