フェーン現象により、8月27日の新潟県内は気温が上がり、猛暑日となったところもありました。一方、台風10号に備え、上越市では稲刈りを急ぐ農家の姿が見られました。
非常に強い台風10号は午後5時の推定で、ゆっくりとした速さで北北西へ進み、31日から9月1日にかけて県内を通過する恐れがあります。
上越市では27日、台風10号の接近に備えて稲刈りを急ぐコメ農家の姿が見られました。
【コメ農家】
「雨が心配。台風の前に刈れるだけ刈っておこうと思って」
こちらの田んぼで育てている「ツキアカリ」は本来、9月上旬が収穫期ですが、雨や風により稲が倒れるなどの被害が出るとコメの品質が低下してしまうため、10日ほど前倒しして稲刈りを始めたと言います。
【コメ農家】
「台風ばっかりはどうしようもないので、なるべく被害があっても軽いほうで済んでもらえれば」
一方、県内はフェーン現象により気温が上昇。
日中の最高気温は三条市で36.1℃など、県内3地点で猛暑日となりました。
また、県内は28日夜はじめごろにかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達する見込みです。
気象台は下越と佐渡では、落雷や急な強い雨に注意するよう呼びかけています。