【台風10号】東海地方は「広い範囲で大雨となるおそれ」 三重県ではすでに道路の冠水や川の氾濫も

東海地方に9月1日から2日ごろに接近する可能性があるとされる台風10号。(名古屋地方気象台 吉村香さん)「9月2日ごろにかけて断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、広い範囲で大雨となるおそれがあります」名古屋地方気象台が土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫などへの警戒を呼びかけています。
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25日の降り始めから29日午後4時までに降った雨の量は、三重県尾鷲市で390.5ミリ、愛知県田原市で340ミリなどと各地で大雨になっています。
CBC
(報告:中道陸平記者)「三重県津市の住宅街では道路が川のように冠水しています。私の足首くらいの深さまで水が来ています」このように津市では各地で道路が冠水するなどの被害が出ました。その様子を動画で撮影した津市内の住民によりますと、29日朝に車で自宅を出ようとした際、既に道路が冠水していて断念したということです。
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三重県松阪市では、市内を流れる百々川(どどがわ)が氾濫し、川の周辺の道路が冠水しているということです。(報告:中道陸平記者)「ここは松阪市内の住宅街なのですが、用水路と道路の境目が分からなくなっていて、とても危険です」松阪市によりますと、午後3時現在で、嬉野中川町では住宅3軒が床下浸水の被害にあったということです。氾濫した百々川の近くの住人は。(近くの住民)「朝1回道路が冠水して、いったん(水が)引いてたけど、これが2回目です。まだまだ台風これからで、何回かこういう状況になるのでは」
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東海地方は台風10号から遠く離れていますが、30日午後6時までに予想される24時間雨量は、いずれも多い所で愛知県で200ミリ、岐阜県で150ミリ、三重県で300ミリに。さらに、29日夜から30日午前中にかけ、東海地方では線状降水帯が発生する可能性が高まっています。その後、9月2日の月曜日にかけて大雨が続く見込みで、引き続き警戒が必要です。