日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜・午前8時。読売テレビ制作)は31日、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を特集した。
立候補表明した石破茂元幹事長をインタビューしたVTRを放送。さらに同じく立候補する河野太郎デジタル相が東京からリモート出演した。
河野氏は自民で唯一存続している派閥・麻生派に属しているが、東京のスタジオからリモート出演した元乃木坂46でタレントの山崎怜奈は「中継先からなのでわかりやすくフリップを用意しています」とし「派閥にいながら“党改革”できるのか」と書いたフリップを提示した。続けて「麻生派以外は派閥解散したことになっていますが、結局、推薦人や人、票を集められるのは力を持っている重鎮の方々だと思いますし、その影響力も温存されると思います」と指摘し「麻生派にいながら政権をとり、首相になったとして踏み込んだ党内改革、政治改革、新しい経済改革は可能なのか。河野さん、どのようにお考えでしょうか?」と質問した。
これに河野氏は「私が総理、総裁を目指すのは私がやりたいことをしっかり実現するためにやるわけでして、もし総裁に選ばれ総理になったら、それを邪魔するような勢力の介入をさせるつもりは私には一切ありません。そんなことをするんだったら総裁になる意味ありませんから、そこはご心配いらないと思います」と述べた。
さらに山崎は「総理になる前から(派閥を)抜けるという選択肢は今のところ考えてはいないですか」を尋ねた。これに河野氏は「派閥の弊害というのはカネと人事。今、派閥は両方それをやらないということになっています。やはり、政策の議論をしたり、いろんなものを進めるためには、いろんな人の集まりはできます。現実に解散すると言っている派閥もひとつを除いて全部、まだ残ってるわけで。あまり今、派閥にいるかどうかの議論をするというのは意味がないと思っています」と述べた。