東北にライン状の雷雲 関東・東海も激しい雷雨に注意 前線と元台風10号の暖湿流

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今日2日(月)は前線や元台風10号が持ち運んだ暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっています。東北にはライン状の活発な雨雲や雷雲がかかっており、激しい雨が降ったり、落雷が発生したりしています。今夜遅くにかけて大雨災害に厳重警戒。
東北でライン状の雷雲 激しい雨を観測

今日2日(月)は北日本付近に延びている前線や元台風10号が持ち運んだ暖かく湿った空気の影響で、北日本や東日本では大気の状態が非常に不安定になっています。前線付近の東北には帯状の活発な雨雲や雷雲がかかり、落雷も多数発生しています。1時間に岩手県八幡平市安代では40.0ミリ(12時03分まで)、秋田県鹿角市では37.5ミリ(12時39分まで)、秋田県鹿角市湯瀬で35.0ミリ(11時03分まで)、青森県三戸町では32.5ミリ(11時33分まで)などと激しい雨が降りました。秋田県鹿角市や秋田県鹿角市湯瀬、青森県三戸町では9月の観測史上1位の値を更新しました。東北では北部を中心に雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。14時半現在、岩手県に土砂災害警戒情報がでています。今夜遅くにかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
関東・東海も所々で雨や雷雨

関東や東海は晴れている所が多くなっていますが、一部で雨雲が湧いています。今夜は関東北部にも活発な雨雲が流れ込むでしょう。関東南部や東海も所々で雨雲や雷雲が湧き、局地的に雷雨や激しい雨になりそうです。これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。危険な斜面には近づかないようにしましょう。
土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。1つめは、がけや地面にひび割れができることです。2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。