一日中つけっぱなしにしてもいいの? 扇風機を安全に使う方法

エアコンに比べて扇風機の電気代は安いため、一日中つけっぱなしにしている人もいるでしょう。
しかし、「24時間運転させていても問題ないのかな?」と心配にもなりますよね。扇風機の使い方について確認しましょう。
扇風機を一日中運転させることについて解説しているのは、『アイリスオーヤマ』の公式サイトです。
アイリスオーヤマの扇風機は、機種によっては12時間切り忘れ防止機能が搭載されているため、一日中運転させることはできないようです。
その機能が付いていないものは運転させることができますが、以下のように注意を促しています。
1日の運転 時間は8時間が標準限度の使用時間となります。
アイリスオーヤマ ーより引用
扇風機を一日中連続で運転させることはできますが、モーターの寿命を縮めたり温度上昇による安全装置の作動で運転が停止したりする可能性があります。
火事や事故の心配をしている人もいるでしょう。実際に扇風機による火事や事故が発生していますが、これらはつけっぱなしが直接の原因ではなく、耐用年数を超えた使用が原因になっているケースが多いです。
例えば、部品の経年劣化によって発火し、ホコリが溜まっているとそこに引火したり、断線が起こって火花が散り、周囲の可燃物に着火したりすることがあるようです。
扇風機を長年使っている場合は、必ず耐用年数を確認しておきましょう。
※写真はイメージ
また、睡眠時につけっぱなしにすると体調を崩してしまうこともあります。
扇風機は直接身体に風を当てることで涼しさを得る機器です。寝ている間ずっと風が当たっていると、身体の表面の熱が奪われるため、身体が冷えたりノドや肌が乾燥したりしてしまいます。
睡眠時は自動で運転が停止するようにタイマーを設定したり、身体に直接風が当たらないよう、エアコンと合わせてサーキュレーターとして使用したり、空気を循環させるなどして使いましょう。
扇風機を24時間つけっぱなしにすることは、経年劣化を早める要因にもなり、故障やトラブルにもつながるでしょう。扇風機を長持ちさせるためにも、そして健康のためにも、必要なタイミングで上手に使ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]