阪東自動車、バス運賃13%値上げ 8月めどに初乗り150円から170円に

我孫子、柏両市で路線バスを運行する阪東自動車(本社・我孫子市、神崎満社長)は料金値上げを国土交通省に申請した。同社では少子高齢化などに伴い収支悪化が進んだとしており、現金での初乗り運賃を現行の150円から170円にするなど平均で13%程度の値上げになるとしている。同社では同省の審査を経て、8月中に運賃改定を実施したい考えだ。
同社によると、初乗り運賃では、ICカード利用で現在の147円から170円へ、同じく1カ月定期代は6750円から7650円にする予定。主要路線の一つで柏市の「柏駅東口」から「大津ケ丘団地」間の運賃は、現金で現在240円が270円、ICカード利用で同231円が270円とする予定。
同社によると、消費税率アップに伴う価格転嫁を除けば、1994年3月以来の運賃改定になるという。我孫子市から委託を受けているコミュニティバス料金は値上げしない。