強い寒気の影響で29日の県内は広い範囲で雪となりました。連日の雪で長岡市などでは積雪の深さが平年の倍以上となっています。
北陸地方の上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で地域によって大雪となった29日の県内。長岡市で96センチなど積雪が平年の2倍以上となっている地点もあります。
【リポート 小林祥郷記者】
「私が歩いている歩道には消雪パイプがあるため、雪は積もっていないんですが、こちら路肩の方では私の胸元の高さまで雪が積もってしまっているのが分かります」
雪国の生活に欠かせない消雪パイプですが降り続ける雪でこんな事態も・・・。【お店の人は】
「連日の雪で毎日(水)出し続けて昼も夜もずっと出ていたもんですから渇水となって、水が出なくなっている」
こちらの店舗では駐車場の雪を溶かす消雪パイプの水が不足。開店前に従業員総出で雪かきを行っていました。
また小千谷市に近い長岡市十日町地区では148センチと今シーズン一番の積雪を記録。雪下ろしに汗を流す住民の姿がありました。
【雪下ろしをする男性は】
「これがいつまで続くか分からないので、これ以上積もっちゃうと(車庫が)潰れちゃうかもしれないので早めにやっておこうって話しになりました」
一方、上越市では雪下ろしをしようとした60代男性がハシゴから転落して右足首を折る大けがをしたほか佐渡市ではスリップとみられる車の事故も発生しています。
引き続き上・中・下越では大雪や雪崩などに注意が必要なほか、30日夕方から下越と佐渡では暴風に警戒が必要です。