沖縄県サイクリング協会とツール・ド・おきなわ協会は8日、11月に開催される「ツール・ド・おきなわ2024」のコース清掃とサイクリングを合わせたプレイベントを北部地域で開いた。
20代から70代までの自転車愛好家15人が参加。名護市の北部会館を出発し、屋我地ビーチ近くで、道路に落ちていたペットボトルや空き缶、枯れ葉を拾い集めた。その後、今帰仁村を巡る約30キロのサイクリングを楽しんだ。
ごみを運んでいた県サイクリング協会の藤村隆雄理事長は「約20年前からツール・ドのロードクリーンを続けている。地道な活動ではあるが、取り組みを通し大会や地域に貢献したい」と述べた。
ツール・ド・おきなわの當山智士実行委員長は「道路脇に堆積した落ち葉で、サイクリストがスリップする危険性がある」と、丁寧にほうきで掃いていた。同イベントに毎年参加している比嘉正さん(75)=名護市=は「感謝の気持ちをもって掃除します」と、汗をぬぐった。
国内最大規模の自転車競技の祭典「第36回ツール・ド・おきなわ2024」は11月9、10の両日開催される。本島北部地域を舞台に、国内外のサイクリスト約3500人が熱戦を繰り広げる。(北部報道部・下地広也)
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ツール・ド・おきなわのプレイベントで、サイクリングを楽しむ参加者たち=8日、名護市真喜屋