実家で昼食をとっていた女性 外から「火事でーす!」と声が聞こえて?

日々自然災害や人災などに備え、生活している人は多いもの。
ですが、実際にそういった出来事を目の当たりにすると、思ったように身体が動かないことは多々あります。
つる(@tsuruchanblog)さんも過去に、パニックを起こすほどゾッとする経験をした1人。
それは、つるさんが二十歳の頃に起こりました。昼時に実家のリビングで食事をしていると、火事を知らせる叫び声が聞こえてきたのです。
3階にある兄の部屋から街を一望できることを知っていた、つるさんは、どこで火事が起こっているかを把握するべく、階段を上がると…。
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出火していたのは、なんとつるさんの実家。タバコを吸う兄の、火の不始末が起こした火事だったのです。
突然のことでパニックになり、自宅を飛び出したつるさんに話しかけて来たのは、外で火事を知らせてくれた女性でした。
女性の的確な指示と2人の迅速な初期消火により、被害はベランダのみにおさまったといいます。
「私はその人がいなければ何もできなかった。逃げ遅れていたかも」
消火活動を手伝ってくれた女性は、現場から姿を消していたものの、人づてに探し当ててお礼をしたという、つるさん。
10年後、子供を入園させようとしていた保育園で、園長として働く女性と再会を果たしたのです。
女性が火事を大声で知らせていなければ、初期消火を手伝っていなければ…このような結末になっていなかったかもしれません。
つるさんと女性の出会いは、必然だったのかもしれませんね。
火事を発見したら、周囲の人に知らせるほか、すぐに119番をしましょう。
まだ火が燃え広がっていないうちは、消防隊員が到着する前に周りの人と声を掛け合い初期消火をすれば、大規模な火災の発生を防げる可能性があります。
万が一初期消火でも火がおさまらない場合は、命を最優先に、その場からすぐさま避難を。
女性のような冷静かつ迅速な判断を心がけ、対処することが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]