2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会の「選手村」について、組織委員会は建設を断念しました。
組織委員会の会長を務める愛知県の大村知事は27日、名古屋市港区の名古屋競馬場跡地に予定されていた選手村の建設を見送る案を理事会で示し、了承されました。
原材料費の高騰で、当初300億円ほどと見込まれていた建設費が2倍程度になると試算されているほか、東京オリンピック・パラリンピックの汚職事件の影響で、スポンサーからの協賛金の確保が難しくなっていることなどを踏まえ、判断したということです。
組織委員会は経費を削減するため、開催する競技の数を減らすことについても主催者側と協議を進める方針です。