脇の黄ばんだ汗染み、どう落とす? 企業の助言に「これでスッキリ」「諦めてた」

気温の高い日や運動をした時は、普段以上に汗をかきやすくなります。そんな時、多くの人の悩みの種となるのが『脇の汗』です。
脇汗で衣類がぬれると不快感が生まれるだけでなく、洗濯をしていても『なぜか黄色くなる』という現象が起こります。
うっすらと残る汗染みに、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
宅配クリーニングサービス『coco-ara』(coco_ara_cleaning)のInstagramでは、衣類に付いた汗染みを落とす3つの方法と、汗染みの予防策を紹介しています。
「家着にするしかない」と諦めていた衣類を、お出かけ用の服として復活させましょう。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
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汗染みによる衣類の黄ばみは、汚れが蓄積することで目立つようになります。洗濯しているにもかかわらず、なぜ蓄積されていくのでしょうか。
汗染みの主な原因は、『皮脂』『汗の色素成分』『制汗剤』の3つです。
皮脂は水に溶けにくい『脂溶性』のため、洗濯をしても繊維の奥に蓄積してしまうことがあります。蓄積したものが黄ばみとなり、目に見えるようになるのです。
制汗剤に関しては、制汗剤に含まれる『タルク』と汗、埃が混ざり合って蓄積し、それが酸化することで黄ばみを引き起こします。
汚れ具合や服の素材によって適した洗濯方法が変わるので、3つの方法から適したものを試してみてください。
デリケートな素材ではない服かつ、自宅に衣類漂白剤がある場合におすすめの方法です。
脇や首回りなど、黄ばみが気になる部分に『酸素系漂白剤』を塗り込みます。そのまま5分ほど放置し、通常通りに洗濯しましょう。
酸素系漂白剤は、水洗いできない衣類、シルクやウール素材の衣類には使用できません。
これ以外のデリケートな素材のほか、色落ちしやすい衣類にこの方法を使いたいという場合は、目立たない所で確認してから行いましょう。
酸素系漂白剤がない場合や、黄ばみがそこまでひどくない場合におすすめの方法です。
洗面器にお湯を入れ、汗染みが気になる部分をぬらします。染みの部分に『食器用洗剤』を垂らし、もみ洗いをしましょう。洗剤を洗い流し、通常通りに洗濯します。
色柄のある衣類は、食器用洗剤を付けすぎると色落ちする場合があるため、洗剤の量に注意しましょう。
食器用の中性洗剤の代わりとして、『クレンジングオイル』も使えます。
黄ばみが目立つ場合や、根こそぎ落としたいという場合におすすめの方法です。
『アルカリ性の食器用洗剤』と重曹を1:1の割合で混ぜ、汗染みの気になる部分にのせます。
スポンジの柔らかい面を使って、汚れのある場所をこすりましょう。ある程度こすったら、ぬるま湯ですすぎます。
まだ黄ばみが残っている場合は、酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合でお湯に溶かし、1時間漬け置きしましょう。通常通りに洗濯したら完了です。
弱酸性の食器用洗剤は、重曹と中和してしまうことから効果が落ちてしまいます。この方法で洗う場合は、アルカリ性の食器用洗剤を使うようにしましょう。
汗染みが頑固になると落としにくくなるため、衣類に染みを付けないようにする対策を取りましょう。
汗染みによる黄ばみは、放置することでも起こります。汗をかいたらすぐに洗濯しましょう。すぐに洗濯することで、繊維への皮脂付着を防げます。
衣類に汗が付かないように、汗脇パッドやベビーパウダーで物理的な対策をするのも1つです。ベビーパウダーには、タルクを含む物とタルクを含まない『タルクフリー』の2種類があります。タルクは汗染みの原因ともなるので、タルクフリーの商品を使うといいでしょう。
そのほかの方法として、衣類に吹きかける『汗染み防止スプレー』もあります。汗の染み込みを抑えるだけでなく、消臭効果も期待できるため、好みの商品を探してみましょう。
『coco-ara』の洗濯テクニックを活用すれば、汚れて着られないと思っていた衣類が復活するかもしれません。黄ばみに悩んでいた人は試してみてください。
[文・構成/grape編集部]